文春e-book<br> 決戦前のランニングノート

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文春e-book
決戦前のランニングノート

  • 著者名:大迫傑【著】
  • 価格 ¥1,700(本体¥1,546)
  • 文藝春秋(2021/07発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163914060

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内容説明

※単行本版には、大迫傑さんが佐久長聖高校時代につけていた練習日誌に着想を得て作られた「ランニングノート」が付きますが、電子書籍版は、「ランニングノート」の記入用ページをPDFでダウンロードしていただくかたちになります。

東京オリンピックに向けて、大迫傑は日誌を付け始めた。

1月にケニアに行き、当初はオリンピック直前まで標高2400mのイテンで合宿をする予定だった。
それが、ケニアのロックダウンにより、アメリカに帰国を余儀なくされる。
東京オリンピックまでの5カ月間、ノートには揺れる思いが綴られた。
ケニアに行ったのは、様々なノイズから逃れるためだったのに、それがうまくいかない、SNSのストレス、競技以外の悩み……、日誌にはそれらの感情が赤裸々に書き留められている。

本書は、その日誌そのものである。
この日誌がなぜ読み始めたら止まらないほど面白いのか――。作者が陸上選手だからか? オリンピアンだからか? いや、大迫傑だからだ。

この本を読み進めるうちに、大迫傑というカリスマを身近に感じられる一方、尊敬の念は高まる。

稀代のアスリートが一世一代の戦いの前に残した記録として、後世に語り継がれる書になることも間違いない。

8月8日の「決戦」の前に必読の書。
でも、誰にでも「決戦」は訪れるはず。いつ読んでも、自分を勇気づけてくれる1冊である。

【目次】

プロローグ
僕が日誌をつける理由。   

両角速先制よりメッセージ 

佐久長聖高校3年生の時の日誌  

日誌 イテン 2021/2/9~3/8 
  
 僕がケニアに来た理由。  
 SNSとの付き合い方。  
 失敗や負けたレースから学ぶこと。 
 次世代へと受け継いでいくもの。 

日誌 イテン 2021/3/9~3/31  

日誌 ポートランド 2021/4/1~4/19 

 僕にとってポートランドとは。 
 低酸素トレーニングについて。     

日誌 フラッグスタッフ 2021/4/20~5/18  

 娘から学んだこと。 

日誌 ポートランド&フラッグスタッフ 2021/5/19~6/8

 ウエイトトレーニングについて。
 揺れながら前に進む。
 僕にとっての東京オリンピック。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Take@磨穿鉄靴

21
大迫氏の練習ノートと写真で構成されている氏のファン向けの一冊。氏のファンでなければ特にオススメする要素はない。自身のブランディングに対する姿勢はおよそ成功しているのではと思う。少なくとも他のランナーよりは。氏は優等生的な事は言わないし自身が言うようにイライラしているイメージがありそれも本書で出ていた。シュガーエリートの存在は知らなかったけどまだ存続してるのかな?★★☆☆☆2025/01/30

あつ子🐈‍⬛

10
スポーツエッセイが昔から大好きだ(私自身は運動音痴で下手の横好き)。 本書を読むと大迫選手の様々な屈託が垣間見え、ああ、東京五輪前にはこんなことを考えて走っていたのだなと追体験できます。 残念ながら五輪ではメダルに届かなかったものの、堂々の6位入賞!アスリートの努力はいつも凡愚な私の頬を張り倒す。怠惰な私に反省を促す。だから走る人、闘う人が私は好きなのだな。2021/08/31

よっしー@challenge

9
大会で光輝くアスリート達。マラソンとなると頻繁にレースがある訳でもないので一日一日の地道な努力、メンテナンスが大切なんだろう。 思考の整理や言葉磨き、ノイズから心を静めるのに日誌は有効。最初のステップは1日のスケジュール、小さな勝ちと小さな負け。アスリート本ならではのトレーニング手法(高地トレーニングこそのウェイトトレーニングなど)学びあり。 ■強くなりたいからこそ迷う。選んだ道が正しいなんてあり得ないからブレても失敗しても受け入れる。大切なのは何が起こっても「強くなりたい」と自分の芯の気持ちに戻ること。2021/12/23

ちび太

5
オリンピックを最後に引退すると発表があったので急いで読んだ。アーティストの手記を読んでいるような感覚になった。優れた作品は、作者や作品の背景といった作品そのものを離れたところに関心が向かう。作品が素晴らしい故に受け手は感化され、大迫選手のいうところの受け手の「自慰」がはじまるというジレンマ。オリンピックの走りがどんな走りになるか楽しみだ。2021/07/29

ひろ

4
評価★★★ 本人が東京オリンピック出場前に書いていた日誌が主な内容なので、心情なども含めかなりぶっちゃけたことを吐露しているなという印象。練習内容等も書かれているが、強度が高すぎて一般人は絶対真似できない笑 つまりランニング本としてはなんの役にも立たないものの、世界で戦うというのはここまでのレベルなのかと知れたのは良かった。オリンピック運営やアスリートのSNSについてもかなり批判的だが、随分細かい所まで気にしいな性格の人なんだなと思った。復活してまた日本のマラソンをリードしていって欲しい。2022/12/17

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