祥伝社新書<br> 日本史のミカタ

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祥伝社新書
日本史のミカタ

  • 著者名:井上章一/本郷和人
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 祥伝社(2021/06発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396115456

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内容説明

日本には三つの国があった、武士を動かす「おねえさん力」、日本最初の絶対王政・室町幕府、寺は租税回避地、明治維新の陰のスポンサー……などなど、これまでの常識を覆し、日本史の新たな見方を提供する本格対談。京都史観の井上教授と関東史観の本郷教授がユーモアを交えながら時に対立、時に協調。ヘトヘトになるまで語り尽くした。語り口はやわらかく、おもしろいけれどかなり深いところまで掘り下げる。歴史ファンにはたまらない!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kokada_jnet

38
この二人だと、井上章一のほうが相当に年上だと思っていたが、生年は5年しか違わないのであった。あまりに、いい加減すぎる発言があると、お互いに突っ込みしあっており、そのバランスがいい対談本。2019/11/23

さきん

36
日本史研究の系譜がなんとなくわかる。日本人としての意識の目覚めや天皇、朝廷の権威の強弱について。西欧や中国など海外の歴史の知識もあった方が、日本の歴史を客観視できて良い。女性の魅力で田舎武士のハートをつかむ朝廷のしたたかさには笑わせられる。自分も弱い(笑)。2019/01/26

金吾

28
視点が斬新な点があり、なかなか面白い対談集でした。日本国意識の話や明治維新をブルジョア革命ととらえる話は良かったです。2024/03/15

六点

23
京大の井上章一対東大の本郷和人による日本史漫談であるが、いきなり石母田正や佐藤進一から石井進までの東国国家論を井上先生らしい攻め口、すなわち京都の夜の「おねえさんの力」で攻めていて面白い。同じ歴史漫談なら『逆説の日本史』等よりはるかに為になる。漫談で有りながら中世から近世までの社寺と商人との関わりの研究が少ないのではないかなど、いろいろな論点があって楽しめる。しかし、「日本は世界の奈良になればいい」とはちょっと納得できません。奈良だってハイテク企業あるんです。ガチンコで日本は戦うほか無いのです。とね。2019/01/23

てん

20
先に読んだ「歴史のミカタ」に続き、こちらのほうが出版は先であるが読んでみた。「歴史のミカタ」では磯田氏が多く語り井上氏はどちらかというと聞き手であるが、この本では本郷氏と井上氏がお互いをけん制しながら、歩み寄りながら日本史について語っている。京都史観と関東史観という見方を初めて知った。また、改めて井上氏の自由な発想(朝廷のおねえさん力など)について面白いと思った。日本史はもっと自由な発想で研究されるといいのかなと感じた。2021/10/10

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