講談社文庫<br> 殺人喜劇のモダン・シティ

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講談社文庫
殺人喜劇のモダン・シティ

  • 著者名:芦辺拓【著】
  • 価格 ¥733(本体¥667)
  • 講談社(2021/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062649797

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内容説明

女学生探偵と奇々怪々な殺人事件。密室トリックから時刻表アリバイ崩しまで、精緻な仕掛けの本格推理! 女学生探偵が連続殺人犯に挑む――慌てて乗ったバスの車内で、殺人事件に遭遇した女学生・鶴子。探偵小説かぶれの鶴子は、新聞記者とコンビを組んで、犯人探しに乗り出すが、彼女らの行く手に、奇々怪々な連続殺人が待ち受ける! 密室トリックに、時刻表のアリバイ崩し、あらゆる仕掛けをちりばめて、博覧強記の俊英が描く、傑作エンターテインメント。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

90
モダン・シティその1。昭和初期のモダンシティ(大阪)が舞台。新聞記者と女子高生のコンビがイイ感じ。2015/05/09

igaiga

13
初期の芦辺さんの方が読みやすく感じるのはなんでだろう?と、思いながら読みました(笑)鶴子&宇津木コンビ好きなので、未読があったとは・・・と悔しい思いをしながら読みました。面白かったけれど事件の謎は少し混乱したまま。2022/08/11

🐰

4
だらだらと読んでしまいましたー。鶴子ちゃんがとてもかわいくていいとおもうー。 アイディア天こ盛り感、ごった煮感が強く感じられます。話の締め方はすごく好き。2017/07/20

ももなつ

4
昭和初期、大戦前の大阪を舞台にしたコメディタッチの探偵小説。 芦部さんらしくトリックが緻密に考えられていて、平均点以上の作品。 2015/03/08

ヨコケイ

3
昭和初期の大阪を舞台に、探偵小説好きの女学生と新聞記者のコンビが連続殺人を追うレトロ風味な探偵活劇。好事家らしい筆者の諸々考証に凝っているであろう風俗描写などは玩味しきれないが(そこまで大阪に興味も…ね)、事件のシチュエーションがいちいち『X』や『樽』風だったりと、ジャンルへの愛溢れるくすぐりが満載で賑々しい。一方、話運びや文章でチト粗っぽく感じる箇所は、若書き故か、はたまた往時の通俗物の筆法に準えた故か。何れにしても話の畳み方があまり本格っぽくないのはその影響でかしら。2019/03/19

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