ピカドン

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ピカドン

  • 著者名:講談社【編】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 講談社(2021/07発売)
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  • ISBN:9784062119870

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内容説明

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50年ぶりに発見された、広島の小学生が書いた15編の作文。
だれも知らなかった、子どもたちの原爆体験記。


●この本について

本書は、2000年に広島県広島市立己斐(こい)小学校内の倉庫から約50年ぶりに発見された作文集「原爆の思い出」をもとに編集したものである。文集は5~6年生の児童が、4~6歳だった被爆当時の思い出を書いた作文からなっている。原本はA4原稿用紙を二つ折りにしたものを厚表紙で製本してあり、表紙には「昭和二十六年十月/原爆の思い出/広島市立己斐小学校」と記されている。本書では、収録されていた34編の作文のうち、作者の了解の得られた15編を収録した。現代の子どもたちにも読みやすいように一部表記はあらため、また、脱字、判読不能の部分は作者の了解を得て補ったうえ、適宜ふりがなをつけた。(編集部)


●解説 子どもたちの原爆 より抜粋

私たちは、いま一度、この手記を書いた子どもの心に立ち戻らなくてはならないのではないでしょうか。もう一度子ども時代にかえって、現在を見つめなおす必要があると思うのです。それも、今すぐに。--那須正幹(児童文学作家)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒラP@ehon.gohon

23
この本が出版された経緯を考えると、気持ちが引き締まります。 4歳5歳の頃に広島原爆を目のあたりにした子どもたちが、7年後に書いた作文が50年後に見つかって、この本になったというのです。 当時60歳だった方々は、今80歳を超えて健在でしょうか。 広島原爆を目のあたりにして、家族や友だちの死を見て、自らがあの爆弾で起こった事実を体験して、心穏やかでない記憶の中で、生きてこられたことに、とても重いものをじますか。 2023/08/10

かおりんご

22
児童書。読みともさんの感想で知りました。原爆当時5才だった子たちが、5・6年生になって書いたあの日の作文。今、このタイミングで手にしたことに、何かメッセージを感じる。原爆をおとしてはいけないということを、どんどんアピールした方がいいように思う。二度と繰り返してはいけない。2017/09/10

いろ

19
広島と長崎の原爆の日に合わせた平和学習宿題,参考に児童書も読みたいと,小4男児が選んだ本の1冊。3-6歳の時に原爆を体験した子ども達が,小5・6年で体験を思い起こして書いた作文集。50年ぶりに小学校ロッカーから発見されたものをもとにまとめられたもの。小学生の作文だから,意味を汲みにくい文があったり,言葉足らずだったりするものの,光・爆音と爆風・火傷・黒い雨…異口同音に子どもならではの視点で繰返し語られていて胸をつかれる。息子も「とても(原爆の体験が)分かりやすかった。」と集中して読んでいた。2017/08/23

おはなし会 芽ぶっく 

16
2000年に広島市立己斐小学校内のロッカーから約50年ぶりに発見された作文集「原爆の思い出」をもとに編集された15編の作文。当時4~5歳だった子どもたちが、小学校の高学年になり書かれたもの。2020/08/14

たいぱぱ

11
去年、広島の原爆のことを学校で習った娘が、興味を掻き立てられたらしく、図書館でかりてきました。原爆投下当時5、6歳だった子供達が、小学校高学年になった頃書いた作文集です。子供ならではの視点で原爆の悲惨さが書かれて胸をうたれます。幼くして家族をなくし、どんなに心に傷を負って生きてきたんでしょう?今も世界のどこかで、こんな子供達がいるんですよね・・・2014/06/24

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