スウィートホーム わたしのおうち

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スウィートホーム わたしのおうち

  • 著者名:花里真希【著】
  • 価格 ¥1,265(本体¥1,150)
  • 講談社(2021/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065230534

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内容説明

「美しくない部屋には、美しくない心が宿る、の?」
片付けを諦めてしまった母と厳しい父のいる家には不満ばかりで、学校ではついひねくれたキツイ物の言い方をしてしまうので、中学一年の千紗は「家にも、学校にも、どこにも、わたしの味方はいないんだ。」と感じていたが、少し変わっている千紗を面白いと言ってくれる「あーにゃ」や調子者のくせに登校拒否中の小林と出会い、徐々にその気持ちがほどけていく。二人の友人の影響で心も部屋もすっきり整理された先に千紗にみえた景色は……。

目次

1あーにゃ
2我が家
3味方はいない
4ゴールデンウィーク
5美化委員会
6あーにゃの家と猫
7宇宙大戦争
8モラハラ?
9大切なもの
10覚醒
11美化週間
12小林ハウスクリーニング
13ちがう景色

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ベーグルグル (感想、本登録のみ)

45
新書棚で見かけて手に取った。タイトルの通り、家族仲良しの話なのかと思ったら、モラハラの父親がクソな野郎でイライラしっぱなしだった。片付けられない事で引け目を感じて萎縮していた母、主人公で少しKYな中1の千紗だったが、少しずつ変化していく様子が救いだった。千沙の周囲の人たちがいてくれたおかげだろう。最後は皆が前向きになれたが、モラハラ父だけはどうも許せない。2022/07/04

tomtom

14
ちょっとまっすぐすぎて言いすぎてしまう主人公を受け止めてくれる、あーにゃや小林くんがいてくれてよかった。ちょっとしたきっかけで、家族みんなが前を向いて進んで行けたことが救い。2022/02/26

まる子

12
両親ともが教師で、片付けが苦手な母、モラハラ気味で口うるさい父を持つ千紗は中学生になった。部活では人間関係に悩む事も多々。「宇宙大戦争が起こるから」と、学校に来ない小林。千紗の周りはいつも何かが起こるけれど、美化委員会のキャッチコピー「美しい場所には美しい心が宿る」を実践したら、親や友達、家族が少しずつ変わってきた。まさにその通り✨千紗の中で何かが変わりはじめた。年末近くに「片付ける」きっかけになる本を読んだ😊2021/11/19

joyjoy

9
はじめは主人公千紗の置かれた状況が苦しくて読むのがつらかった。でも、千紗は強かった。あの強さはどこからくるのかな。モラハラの父にはイライラさせられたが、自分自身はどうだろう?千紗の父ほどではないが、相手によって、上から目線になっていないだろうか。表には出さなくても心のなかで毒づいてしまっていること、あるな、とこわくなる。そう、ごちゃごちゃはイライラにつながりやすいよね。我が家も片付け、掃除をしたくなった。2021/12/05

エル

8
モラハラ父にヒステリックな母、可愛くない妹。学校でもひねくれた物言いをしてしまい、無視のターゲットに。千紗の世界は敵だらけ。それでもあーにゃや小林と話すことで千紗の世界、ヒステリックな母との関係は良い方向へ変わっていく。モラハラ父に立ち向かい、ゴミ屋敷を片付けて。綺麗な環境には綺麗な心が宿る。これを読んだらちょっと掃除がしたくなった。最初はひねた千紗に好感が持てなかったけど、途中で読むのをやめなくて良かった。抑圧されていた千紗だったけど、大切なものは愛だと言い切る姿はかっこよかった。2023/07/17

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