蜜猫文庫 冷徹王は秘密の花嫁と娘を取り戻したい 遠き楽園の蜜愛の証

著者名：クレイン【著】/すがはらりゅう【画】

竹書房（2021/06発売）

• ISBN：9784801926929

内容説明

内相紹介
「その人から離れなさい！」

フロレンシアは六歳になる愛娘エステルへ声を上げた。彼女の隣にいる男性、愛称しか知らない彼こそが、エステルの父親でかつて愛し合った相手だったのだ。

彼は自分の本当の名はアルフォンソだと言う。それはこの国の王の名前だった。

「妻を愛でるための息抜きくらい、許されるさ」

エステルを妻と呼ぶ彼に王宮に連れてこられ、激しく愛されて蘇る記憶。思い出と今に翻弄され戸惑うフロレンシアは！？

＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊

「本当は、帰りたかった。愛した女のそばにいたかった」

愛娘を守るための逃亡。なのに夫が地の果てまで追ってきて――！？
嫁＆娘デレな旦那様×強気なママ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[陸抗]

嫁の前だけ泣き虫な王様アルフォンソと、見た目と違いタフな性格のフロレンシア。対称的なカップルの娘は正論で相手を打ち負かす(笑）シークレットベビーの設定だからか、二人の出会いからかなり過酷な状況が続き、公爵の手の上で踊らせられてたのもかなり酷いよね。ある意味守られていたけれど、少なくともフロレンシアは。

2023/03/16

[デイジー]

★★★☆☆KU。シークレットベビーものは、本来あまり好きではないんだけど、これはこの作家さんの力量で、押し切られた感じ。いろいろとTLの王道を外れていて、それが新鮮。なんて言ったって、ヒロインと娘が良いよなあ。サブキャラの腹黒公爵もいい味。実はヘタレなヒーロー、逆ギャップ萌えを狙ってるのか？！糖度はそんなに高くはなく、Rシーンもそこそこなんだけど、面白く読了。ただ、いくら訳ありでも、迎えに行くのがちょいと遅すぎるよね。まあ、でも娘が赤ちゃんだったりしたら、この面白さは出ないからいいのかな。

2021/10/01

[梅みかん]

過去の回想が途轍もなく過酷。命の危機を乗り越え結ばれた二人。 外では冷徹、有能な王様。家族の前でだけは泣き虫なお父さん。冷静にしつつも夫をしっかり受け止めて癒しの場を作ってるお母さん。聡明で可愛いく、時たま素直すぎてお父さんに刺さる言葉を放つ娘。良い家族。

2021/07/06

[めい]

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2022/02/28