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内容説明
ベートーヴェンの生涯をたどりながら、彼が残した書簡と数々の作品を通して、その内面的成長の過程を明らかにしていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
96
世に数多のベートーヴェン評伝がある中で、新たな著作を上梓するからには、独自の視点が必要となる。本書のテーマは「人間ベートーヴェン」。「孤独な音楽家」というイメージではなく、多くの善なる友人に囲まれた幸福なベートーヴェンにスポットライトが当たる。それを象徴する作品の選曲がいい:交響曲第2番の第2楽章(私は、このラルゲットが大好き!)、アントーニアとの思い出に満ちた交響曲第8番、そして連作歌曲「遥かなる恋人へ」。ベートーヴェンの緩徐楽章が大好物の私には、こういう優しくて温かいベートーヴェン像が腑に落ちる。2021/08/15
よし
4
ベートーベンの作曲した作品を体系的に整理したかったのと、作曲した時の背景やベートーヴェンの思いを知りたくて本書を購入しました。非常にわかりやすくかった。孤独な一面だけでないベートーベンを知ることが出来、曲を聴きながら再読したいと思った。2021/09/23
そらびと
3
新書を初めて読んでみました。私はベートーヴェンに寡黙なイメージを持っていましたが、実際は人と関わることも好んでいて、病気や恋愛などの苦悩を抱えながらも曲を作り続けていたことがわかりました。題名の通り"人間"ベートーヴェンだと感じました。2024/02/26
lovejoy
0
★★★★2021/06/28