「論語と算盤」渋沢栄一と二松学舎 山田方谷・三島中洲から渋沢栄一への陽明学の流れ

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「論語と算盤」渋沢栄一と二松学舎 山田方谷・三島中洲から渋沢栄一への陽明学の流れ

  • ISBN:9784023319264

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内容説明

夏目漱石や犬養毅らが学んだ漢学私塾、二松学舎。創立した漢学者・三島中洲は塾の未来を実業家の渋沢栄一に託す。本書は三島の師で幕末の陽明学者・山田方谷までさかのぼり、三島と渋沢を結んだ陽明学の系譜、また教育者・渋沢を明らかにする。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りー

28
著者は二松学舎の理事長。二松学舎の設立に縁の深い山田方谷(やまだほうこく)・三島中洲(みしまちゅうしゅう)・渋沢栄一の人生をとりあげ、3人の共通点である陽明学との関わりについて書いた本。山田方谷や三島中洲については知らない人物でしたが、こういう大人物がよくもまぁ幕末にはいたものだと楽しく読みました。「論語と算盤」を読まないと。…巻末に出てくる渋沢栄一のアンドロイドにびっくり。やるなぁ、深谷市!(っていうか、石黒教授、何やってるんですか!?)2021/09/20

nishiyan

13
渋沢栄一と三島中洲との関係を軸に、三島の師である山田方谷にも言及した二松学舎のガイドブック要素が強い本書。執筆は学校法人二松學舎の常任理事が担当し、同大学文学部教授の町泉寿郎氏が監修を務めている。中洲の「義利合一論」と渋沢の「道徳経済合一説」が同根にあることを二人の関係性から説明している点、現代における意義を解説している点は面白かった。渋沢の尽力も合って漢学塾から専門学校へと移行したところなど丁寧に解説されていない点が惜しい。三人の事績を簡単に押さえておきたい人向けには手ごろな本と言えるだろう。2021/12/17

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