インクルーシブ教育を支えるセンター的機能の充実 - 特別支援学校と小・中学校等との連携

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インクルーシブ教育を支えるセンター的機能の充実 - 特別支援学校と小・中学校等との連携

  • ISBN:9784766427424

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内容説明

特別支援学校の実態調査と先駆的事例から提言

5年にわたるセンター的機能への取組みについての調査研究に基づき、現場での課題を明示する。
さらに、校内の改革や小・中学校や医療との連携など、先駆的な実践例を紹介。
日本のインクルーシブ教育システム発展のための書。
▼個々の子どものニーズに合わせた支援のために、日本のインクルーシブ教育システムはどのように進むべきか。
▼それを支える特別支援学校のセンター的機能のこれまでの実態を調査し、特にセンター的機能の評価方法を探り、PDCAサイクルでどのように進めていくかを追究する。
▼日本リハビリテーション連携科学学会内の自主研究会である「教育支援研究会」が、全国の特別支援学校に調査を行った。その調査結果から、現状と課題を明示する。
この調査から、センター的機能として先駆的な取組みを行っている特別支援学校を選び、実践事例を紹介する。

目次

発刊にあたって

第1章 障害児教育の歴史的経緯
 第1節 特殊教育の萌芽と盲聾教育の進展
 第2節 障害児教育における地域のセンター化への試行的実践

第2章 特別支援教育とインクルーシブ教育
 第1節 特殊教育から特別支援教育へ
 第2節 特別支援教育の現状と質的向上を目指す課題

第3章 センター的機能への取組みの実態と評価の在り方――5年にわたる調査研究から
 第1節 我が国におけるインクルーシブ教育システム
 第2節 具体的取組み状況を知るための調査研究の概要
 第3節 支援活動の実態と課題:調査研究から
 第4節 評価をめぐる具体的課題と解決の方向

第4章 諸外国の取組みから学ぶ
 第1節 ヨーロッパ圏にみるインクルーシブ教育システム
 第2節 イギリスとドイツにおけるセンター的機能とその評価

第5章 センター的機能の実践事例から学ぶ
 第1節 PDCAサイクルを重視した目標設定と評価の実践
 第2節 ネットワーク改善を目指した評価の実践
 第3節 外部からの情報を生かした評価の実践
 第4節 センター的機能に全校体制で取り組んでいる実践
 第5節 広域の特別支援学校間の連携を密にした取組みの実践
 第6節 医療機関とのネットワーク構築の実践
 第7節 病院内教育相談による支援の実践
 第8節 サテライト方式を取り入れた支援の実践
 第9節 介助員等に対するアドバイスと配置の実践
 第10節 居住地の小・中学校との交流における支援の実践
 第11節 幼稚園や保育園への訪問支援の実践

索引
執筆者一覧