祥伝社新書<br> 不安の哲学

個数:1
紙書籍版価格 ¥968
  • Kinoppy
  • Reader

祥伝社新書
不安の哲学

  • 著者名:岸見一郎
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 祥伝社(2021/06発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396116293

ファイル: /

内容説明

不安の正体と脱却への道――不安とは、「未知、制御不能なものをコントロールしようとする時に起こる心の動き」とされています。それはコントロール不可能とされるもので、古代ギリシアでも楽観的に向き合う姿勢は捨てるべきとされてきました。では、私たちに不安を克服する術はないのでしょうか――。本書は、パンデミックや災害などによる不安が社会全体を覆う今、アドラー心理学の第一人者で孤高の哲学者である著者が不安の正体を問い直したものです。社会の不安のみならず、今この瞬間も多くの人が抱えている対人関係や仕事、病、死への不安を取り上げ、その原因と脱却への道を模索しました。キルケゴール、アドラー、三木清などの思想を手がかりに、不安に囚われず前を向く道を示します。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

すうさん

5
この本もアドラー心理学だけでなく三木清の哲学も加味されて西洋的な感覚だけでなく東洋的日本的な哲学も加味されている所が良い。不安とは不測で不確実であるから感じる。過去は確定しているから未来のことばかり。他人や自分では変えられないものに執着しても不安が増すだけ。結局現在を生きることに夢中になれば多分不安は生じない。私も残り時間を意識すると焦りだす。逆に時間があれば余計なことばかりを考える。人生を旅だとしても終着駅に着くことが目的でない。終着駅は死だから。時にも回り道しても旅の途中の現在を楽しまないといけない。2021/06/10

マメプ

2
“与えること、貢献することが人生の目標であり、この目標を見据えている限り人生で迷うことはないでしょう” 立派なことはできないが、小さなことをプレゼントする、ありがとうと言うことをやっていきたい。周りの人を仲間と思うことで、確かに生きやすくなると実感している。2021/08/08

suu

2
不安は「無」から生じるとのこと。ようはヒマで何も考えることがないから、不安をわざわざ考えるということ。たしかに忙しければ考えないようなことを、わざわざ考えてしまっていることはあると思う。もちろん、根拠のない楽観はよくないけれど、根拠のない悲観もそれと同等かそれ以上によろしくないというところかなと。人生を直線でみるよりも、いま現在がすべてとして生きるのはその通りだと思う。大体、何歳だから折り返し地点とか考えるのは自分がいつまで生きるかなんてわからないのだからナンセンス。つまりは今日を精一杯生きればよいのだ。2021/07/25

Go Extreme

2
先が見えないこと 変化しなければ先が見える 先が見えなくても 不安の正体:不安の対象は無 不安には目的 人生の課題から逃げるためのトラウマ 決断しない 課題を避ける 人を支配 形而上的不安 パンデミックと不安:コロナ後 対人関係の不安:嫉妬する人はいつも不安 嫉妬は平均化を求める 仕事の不安:心情倫理と責任倫理 競争から降りる 病気の不安:病気の需要 無時間の岸辺 満ち足りた日 価値は生きていること 老いの不安:人間の価値 知と敬虔の蓄積 死の不安 どうすれば不安から脱却できるか:エクセントリックな人生2021/07/22

RK59320

2
所々に三木清とアドラー(時々城山三郎)の言葉を絡めながら、人生は無の上に成り立っている、今ここを生きる、人の価値は生きていることにある等々、生に対する積極的な意識がぐいぐいと迫ってくる。『人間が誰でも後世に遺すことができる遺物で利益ばかりあって害のない遺物がある、それはお金、事業、思想ではなく、勇ましい高尚な生涯である』という内村鑑三の言葉がこころに響いた。以前に読んだ般若心経入門と被るところがあり、『不安を抱く人への処方箋』というタイトルの方がしっくりとくる。2021/06/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18071798

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。