【文庫】天皇と接吻: アメリカ占領下の日本映画検閲

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【文庫】天皇と接吻: アメリカ占領下の日本映画検閲

  • 著者名:平野共余子
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 草思社(2021/06発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794225214

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内容説明

天皇と接吻
──それは占領軍が映画検閲の対象とした事項の代表例である。
天皇陛下の扱いは微妙な問題を含んでいたので、検閲官は神経質になった。
また、キス・シーンはアメリカ民主主義のシンボルとして大いに奨励された。
検閲官と映画人たちの応酬は誤解に満ち、ある意味で滑稽でもあった。
本書は、のちの日本映画および日本文化に決定的な影響を感じたと言われる検閲の実態を、原資料と関係者への取材は初めてした労作。
日本映画ペンクラブ賞、川喜多賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Haruki Nagasaki

1
面白そうな題名にひかれて読破。戦後日本映画が検閲下にあったことをまずはじめて知りました。その上で日本映画が発展し日本社会に様々な考え方を広めたことは事実だと思います。一方で「検閲に耐えうる作品」を作る余り、思想の部分がかけている可能性もあるのだと考えさせられました。あとがきにもありますが、日本人の根底に考えがあるのか、そこが鍵となると思います。様々な新たな考え方が押し寄せる現在、根底の根底の考えが問われていると感じました。2021/08/24

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