内容説明
超絶のヒーロー、プロレスラー・アントニオ猪木は比類なき天才政治家でもあった。イラク人質解放をはじめ、圧倒的な人間力で切り開いた驚嘆すべき政治の新次元を、熟練の記者が歴史に刻む!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
20
「政治家」としてのアントニオ猪木の功績に迫る本。印象度B+ プロレスラー・猪木の本は数あるが、政治家としての面を掘り下げた本は珍しい。 猪木の功績は、なんといっても単独訪問で「イラク人質解放」を成し遂げたこと。1年目のペーペー議員が自身の知名度(アリ戦の功績)と行動力だけで解決したのだから凄い。政治家は2期務めたそうだが、途中落選している。弟子だったプロレスラーの高田が立候補し、プロレス票が分散した為らしい。高田は猪木の選挙車が来るとスピーカーの音量を上げて邪魔したという(苦笑)2022/03/29
西澤 隆
7
猪木に心酔し時にあんまりな言動に失笑もし、結果として「これぞプロレス」な境地にたどりついた身としては本書もまた「政治の書」ではなくまぎれもないプロレス。とはいえ政治家自身が自らの仕事を語る本は本職の政治家でもこういう手触りだなと思えば猪木もまぎれもなく政治家だったのだなとも思う。フットワーク軽い外交は反対の立場から見れば「御しやすい広告塔として相手に利用された」ということ。クレムリンで厚遇を受けて舞い上がったことがきっかけと本書でもあるようになかなか怖くもある。でもそこも含めて自分は猪木ファンなんだよなあ2022/06/02
みじんこ
4
インタビューも交えつつ、政治家としての猪木のこれまでの活動を追う。イラク政府との人質解放交渉は、世代ではないのでそんな経緯があったのかと思い読んだ。北朝鮮との独自外交など、彼の世界的知名度やパイプ生かしたやり方はまさに型破りで自由、悪く言えばスタンドプレーがすぎるという印象。二期目の国会質疑は彼のキャラクター性がそのまま持ち込まれていて面白い。歳を取った今ではアントニオ猪木という名前、イメージが重荷になっているというのは意外でもあり、寂しくもある。知らぬものはいない人物であるという証でもあるのだろうが。2021/05/03
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