内容説明
伝説のロックバンド頭脳警察のオフィシャルカメラマンを務め、東日本大震災の被災地で撮影した「希望の向日葵」が人々の共感を呼ぶなど、「松葉杖のカメラマン」で知られる筆者が母校・佐野高校のラグビー部時代にスクラム中の事故で頸椎損傷の大けがを負ってからの道のりを振り返ったノンフィクション。過酷なリハビリも持ち前のユーモアで明るく乗り越え、カメラマンとして米国やパレスチナ自治区ガザ、震災被災地などでさまざまな人々と出会い、新たな絆をつくりあげていく。特に「生涯ラガーマン」を自称する筆者がスクラムでのけがのきっかけとなった相手と36年ぶりに再会する場面は実に感動的だ。
目次
プロローグ
第一章 忘却の彼方への漂流
第二章 希望という名の道標
第三章 希望の再生
第四章 現実との対峙
第五章 アメリカよ
第六章 ノーサイドの笛は鳴らない
第七章 青春放浪記、いつ夢にたどり着けるのか
第八章 青春冒険記、いつかオレは野たれ死ぬ
第九章 アメリカとの対話
第十章 希望への航海
第十一章 震災地闇雲漂流記
第十二章 希望のひまわり
第十三章 もう一人の17才の物語
エピローグ「P.S. そして、物語は続く」
あとがき