講談社文庫<br> 小説都市銀行

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講談社文庫
小説都市銀行

  • 著者名:江波戸哲夫【著】
  • 価格 ¥705(本体¥641)
  • 講談社(2021/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784061849983

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内容説明

金融スキャンダル。銀行・証券・大蔵を撃つ! ――ワンマン会長に懸命に抵抗する頭取、銀行離れをしようとする大企業に必死に食らいつく法人営業部……。厳しい環境下で喘ぐ巨大銀行の内幕を描く。不良債権の回収に振りまわされる支店長の悩み、融資をめぐるライバルとの苛烈な競争など、生き残りに賭ける都市銀行のリアルな実態を浮きぼりにした経済小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まつうら

29
頭取の大河、神田支店長の松木、法人営業部の大森。この3人が絡みながら展開するストーリーかと思ったが、ほとんど絡まずにすすんでいった。頭取の大河は、稲庭会長と確執があり、住友銀行の内紛劇を彷彿とさせる派閥争いを始める。神田支店長の松木は、地上げに失敗した融資先の尻ぬぐいに走り回るが、思わぬ妨害に苦戦する。そして法人営業部の大森は、パワハラ上司にストレスをため込み、もう爆発するかと思いきや爆発しない。その後、支店に飛ばされる憂き目にあうが、それでも爆発しない。というか、爆発出来ない。みんな悲しい銀行員たちだ。2022/03/18

ハーブ

1
誰に共感すればいいのか? 表面は別として人間はもっと奥底では欲望に素直でその葛藤を書いてくれて小説だよ そして擬似体験させてくれるのが小説だよ と思ってみたりして2012/09/04

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