内容説明
過去数十年の間に、テクノロジー、貿易、人口など様々な面で変化が起きた。地理的思考で世界を概観すると、過去の出来事が現代につながり、未来をかたちづくっていくことが理解できるだろう。本書では、予備校界における地理の第一人者が、教養として大人が身につけておくべき最新の情報を、多くの図解と写真を用いて解説する。内容例を挙げると、◎世の中が変われば、地図も変わる ◎アンカレジのうどんと温暖化による北極海航路 ◎脱石油を模索する湾岸諸国 ◎OPECとOAPEC~なぜ原油価格は乱高下するのか? ◎ザンビアの銅と中国~なぜタンザニアと中国は結びついたのか? ◎日本人の「おかず」と食料自給率のからくり ◎貿易収支が赤字でも経常収支が黒字の理由 ◎日本は米国債を買い続け、米国人一人に40万円投資しているのと同じ ◎日本の次世代産業を支える品目は? 等々2022年には、高校地理が必修化。いま、注目される「地理」をわかりやすく講義。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ykmmr (^_^)
125
『歴史』までは及ばないが…自分、『地理』もかなり好きである。高校の地理が勉強出来ていないので、学びたかった。内容としては、正直…『教科書』に近いものがあるが、目まぐるしく変わる世界情勢の中で、産業・気候・貿易・国々の関係などが、「このように変わる。」事を著者の視点で説いている。戦後の復興・冷戦・日本の高度経済成長時の世界も見る事が出来る。個人的には、どうしても歴史に行きがちなところだが、地理や第三分野もやはり、並行して学んでいくと、また見える事が変わってくる事を実感した。2022/04/02
KAZOO
95
教養としての地理ということで非常にポイントとしては私には面白く感じられたのですが、地理の本にしては若干その話題に関する地理の図が少ない気がしました。また最近の状況が図やグラフで示されているのですが、このような資料も少し時間が経過すると修正が必要になります。特にアフリカなどに関するところでは、最近の状況がよく知りたい気がしました。2025/01/15
shikashika555
51
社会科のやり直しに良さそうと思う。 個人的には「産業・農林水産」の項が1番興味深く学ぶところが多かった。 2021/12/31
ちゅんさん
50
地理は社会の中では一番つまらないと思っていたが勉強を進めていくと面白いことに気づいた。地歴公民は思ってた以上に繋がっている、この三つをバランスよくこれからも勉強していきたい。この本は再読します、その価値がある良書です。2021/10/16
森林・米・畑
28
昨今の教養ブーム。仕事をする上で、物知りはいろんな意味で強いなと。得意分野意外に広く浅くで学ぶ事も大事だな。 地理は地図や数値データの読み取りだけでなく、政治や経済、宗教の動きなど幅広く知識か広がる。関連性や繋がりから知識を広げられる。面白かったし、説明が分かり易い。 あまり興味がなかった海外に目を向けるきっかけにしたい。2021/08/11