プライバシー権の再構成[固定版面]

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プライバシー権の再構成[固定版面]

  • 著者名:音無知展
  • 価格 ¥6,050(本体¥5,500)
  • 有斐閣(2021/06発売)
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  • ポイント 1,650pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784641228047

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内容説明

〈プライバシー権=自己情報コントロール権〉という図式は今後も成立しうるのか。日米両国におけるプライバシー権の保護法益の多様化傾向を指摘し,そこに適合するプライバシー権の内容とは何かを問う。通説に挑み,プライバシー権の再構成を主張する意欲的論稿。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まさやん510

0
情報プライバシー権の保障根拠や保障内容について、第1章で日本の学説、第2章でアメリカの学説を検討し、第3章で著者の見解が述べられる。 著者は、保障根拠としては多元的な根拠が含まれ、保障内容としては、タイトルにある通り「適正な自己情報の取扱いを受ける権利」として、情報プライバシー権の再構成を試みている。 個人的には、そもそも一旦公権力側の手にわたった情報について統制することは難しいと思うので、不適正な取扱いを受けない権利という形で捉えなおすことには賛成。 問題はその中身をどう考えるか。さらなる深堀りを期待。2023/03/29

わんぱら

0
プライバシー権について、日本の議論をしっかり検討することで到達点を同定しつつ課題を炙り出す(第一章)。さらに、憲法31条の議論を参考に自説を具体化する(第三章)。第二章ではアメリカの学説を広く検討するが、有意義な示唆はほぼなし。著者も認識しているように「適正な自己情報の取扱い」の内実の同定が今後の課題。しかし、そもそも「自己情報コントロール」は狭すぎるから何でも入る箱に変えたのだから、その課題は最初からわかっていたはず。アメリカの議論を読めば解決できるかと思いきやそうでなかったまま締切がきたのかな。2021/07/10

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