内容説明
笙王は葉っぱや根っこにご執心……でも美形は正義。
知識と顔面は当代一の薬ヲタ王と夢女子公主があらゆる毒の陰謀に挑む！
わけあって身をやつし嫁ぎ先へ向かう途中の笙で暴漢に襲われた公主・花琳。その花琳を助けたのは、愛読書『桃薫伝』の主人公の如き麗人・煌月。たちまち物語に自らを投影しうっとりする花琳だが、なんと煌月はぼんくらと噂される笙王だった！ 膨大な薬の知識と聡明さがありながら、なぜ煌月は無能を装うのか。宮中に滞在を余儀なくされた花琳は、都に流行る奇妙な病と煌月が追うとある毒の存在を知ることに…。
装画・漣ミサ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
虚と紅羽
10
顔良し頭脳良し(なお生き残る為ぼんくらのフリ)しかし生薬オタク(なお生き残る為に知識を得た)な王様と、恋愛文学が好きなお嬢さんの運命の出会いかもしれないお話。 まず何が酷いって、終始ヒロインと思われる花琳が空気。最初の方であれだけヒロインの物語っぽく書いてるのに王様出てきてからずっと空気。たまに出てくると「ああ、そーいやいたね」ってなるレベルで空気。一方の花琳本人も面食いなだけでパンチが弱い。王様の得意分野である毒や薬に特段興味を示すわけでもなく、ひたすら顔の話なので王様の顔だけだろ好きなの。↓2021/07/24
にゃうぴょん
6
ヒロインの公主花琳ちゃんが物語好きで可愛いです。ボンクラのフリをしている美形な笙王煌月と出会ってからの事件ではあまり活躍できてないようで残念です。これから2人の活躍が見てみたいなと思います。2023/06/30
菊地
3
not for meとしか言いようがないほど、文章のテンポが自分でも不思議なくらい合わなかった。具体的に悪いところがあるというよりは、僕の好み・感性と合わなかった感じですね。2022/02/18
hon_koto
1
公主の花琳は輿入れの途中、暴漢に襲われたところを超美形の煌月に助けられる。謎多き煌月の下でしばしお世話になることになった花琳だが、奇妙な病や不穏な事件が次々に起こり…。宮中内だけでなく、隣国との関係性や妬み嫉みが渦巻くのでヒヤヒヤ。それを一掃するのが花琳の愛らしさ。煌月に対してはもはや推しのアイドルばりに心奪われてます（笑）夢見がちな花琳だけどナイスアシストも多数。表紙から察するにふわふわ宮中モノかと思ってたけどしっかり読み応えもありました。2023/06/08
小鳥遊理那
0
タイトルがサラッとしていて良い！表紙にはバチバチに美しいヒーローとかわいいヒロインとモフモフ！そして帯にはでかでかと「美形は正義。」こんなの買うしか無いでしょ…！もうとにもかくにも煌月さまがかっこよすぎてさいのこう。生薬オタクではあるけれどちゃんと仕事もできるし優しいし良い人だしスパダリがすぎません？？ヒロインの花琳ちゃんも可愛くて明るくて好き…！2人のこれからをもっともっと読みたいので続刊ください…2021/08/29
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