光文社新書<br> スポーツとしての相撲論~力士の体重はなぜ30キロ増えたのか~

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光文社新書
スポーツとしての相撲論~力士の体重はなぜ30キロ増えたのか~

  • 著者名:西尾克洋
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 光文社(2021/06発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334045487

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内容説明

平成の間に、大相撲の世界は激変した。力士の平均体重は30キロも増え、決まり手は寄り切りではなく押し出しが中心に。身体を鍛えるために近代的なトレーニングも導入されていく一方、キャリアを左右する大怪我も頻発。そして外国出身力士が上位を席巻し、さらに相撲自体が国民的スポーツから数あるスポーツの中のひとつへと変わった。こうした変化の背景を探るとともに、伝統と進化のはざまで揺れ動く相撲の魅力を描き出す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

25
最近ちょっと相撲に興味出てきたんだけどー、周りの友だちそうでもないし、かといってオジサンがたに聞くと色々語っちゃってめんどくさいしなー、な人にうってつけの相撲入門書。他のプロスポーツ(選手)との比較で説明してくれるからわかりみが深いわ。八百長や年寄株などの相撲協会の闇問題もマイルドに解説。著者は相撲好き兼業スポーツライター。最後に自らか相撲にハマった歴史を書いているのですがこれがなんか良かったよ。2023/07/30

読書は人生を明るく照らす灯り

23
📕読んだ理由📕昨年から大相撲をテレビ視聴する様になり、相撲をもっと知りたくなった 📘読んだ感想📘古い文化を変えようとしない、組織はもちろん提言だけして変えようとしないジャーナリストや記者にも問題があると思う。昨今は怪我が多すぎるし、怪我をして番付が保障される制度を悪用するから、そこは、力士と協会が話し合えばいいし、改善点は多いのに文化や伝統でまとめる雰囲気が好きじゃない 📗読んだ後の行動📗相撲を楽しみ続ける 2024/03/19

みこ

20
大相撲に対する素朴な疑問をQ&A方式で深堀して回答。大相撲が好きゆえの苦言もあったり、白鵬の強さの秘密も分かりやすく解説してくれたりと大相撲の世界を分かりやすく解説。エルボーはどうかと思うがそれでも何の工夫もなく真正面からぶつかってあっさり負けてる下位力士に比べれば王者であり続けるために努力と研鑚を怠らない白鵬の姿にはちょっと見る目が変わった。2021/08/07

Toska

16
著者はIT企業勤務の兼業スポーツライターで、ヤフー公式コメンテーターも務める。21世紀ならではの商売。本職のスポーツジャーナリストのように構えたところがなく、一見さんレベルにも疎外感を与えない文体。読んでいて楽しい。それでいて奥深い掘り下げもある。力士になる条件、給与(金星が恒久的な収入源になるとは知らなかった)、職業病、外国人力士のトレンド、八百長問題など、内容は多岐にわたる。2024/09/15

OjohmbonX

12
実態を知るほど、大相撲のレギュレーションやプロ団体としての日本相撲協会は、純粋に競技として見るとあまりに不合理・不適格だと感じる。多数の競技者が病気(糖尿病・痛風)と怪我に苦しみ、引退後のキャリアパスも不明確で、プロ志望者が減るのも当然だろう。しかし相撲はその不合理さ・特殊性(部屋制度や神事としての側面など)が存在意義や魅力を支えている面もあり、著者も書名・前書きで「スポーツとしての」と断りながら、プロ競技としての合理化を進めるべしと言わない割り切れなさを抱えていて、ある意味で誠実な書き手だと思った。2021/11/17

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