黒い駱駝

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黒い駱駝

  • ISBN:9784846012458

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内容説明

黒い駱駝に魅入られたのは者を探す、チャーリー・チャンの大いなる苦悩! 金田一耕助探偵譚の作者・横溝正史が絶賛した本格ミステリの傑作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホームズ

17
久々にチャーリー・チャンを読んだ(笑)今回は珍しくチャンのホームであるホノルルでの事件。怪しい占い師や過去の事件との関係とか色々面白い要素はあったので楽しめる作品ではあると思う(笑)ちょっと後半なって失速してしまった気がしないでも無いけど(笑)とりあえずチャーリー・チャンのシリーズで未読は初登場の『鍵のない家』だけだ。こういうのは復刊とかしてほしいな〜。2013/07/03

カーゾン

5
M:初読は別冊宝石45号。当時は抄訳であることを知らなかった。3年前の殺人が現在に繋がり、その当時の関係者が身分・名前を変えて、殺された女優の周りで関りを持っているのが徐々に明らかになっていく。犯人覚えてませんでした。 約100年前のホノルルの描写も楽しいが、アアラ公園とかリバー地区がアジア人を中心とした貧民街(売春街)だったのを今回知っただけでも読んでよかったと思う。(え、そっち?)ブラッドショウ君にとってはハワイの空気より若い女子の方が魅力度が高かったわけね、ふーん(呆れ)2023/07/24

tokyo-zodiac

1
横溝正史が絶賛したという、チャーリー・チャン・シリーズの一編の完訳版。かなり以前に『別冊宝石 E・D・ビガーズ篇』で読んだきりだが、解説を見てそれが全体の半分程度の抄訳だったことにまず驚く。正直、犯人指摘のプロセスが、フーダニットの体を為していないなどの不満もあるが、意外な事実が次々と表出してはひっくり返されるなど、なかなか飽きさせない展開が楽しませてくれる。2013/10/26

飛鳥栄司@がんサバイバー

1
ガジェットは、殺人に絡む過去の事件と被害者周辺の怪しげな登場人物であり、それが事件の本質にかかわっているて、軸はしっかりしている。ただし、隠された事実が警察的な捜査と探偵的な推理で提示されておらず、関係者からの自白に頼っているところが場当たり的であるし、犯人特定の決定的な証拠の出され方もいささかご都合的でもある。ポイントが論理的な謎解きでもなければ、犯人との駆け引きを生むサスペンスでもないので、全体的に中途半端な印象になってしまっているのが残念な部分である。あとは横溝の言う「コノ辺ノウマサ」を楽しもう。 2013/08/07

よだみな

0
ああおもしろかった。そして作者の目線があくまでもハワイ観光なんだなと思うのでした。2017/07/13

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