どこからか言葉が

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どこからか言葉が

  • 著者名:谷川俊太郎【著者】
  • 価格 ¥1,600(本体¥1,455)
  • 朝日新聞出版(2021/06発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022517616

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内容説明

路地裏に迷い込む感覚、ふと思い描かれる天使の姿、机に有る「物」……日々の生活から浮かび上がってくる、豊かなことばたち。2016年9月より毎月、朝日新聞夕刊で現在も連載中「どこからか言葉が」の詩52篇を編む。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆきち

74
谷川さんの詩は好き。でも今回はなんだか心に沁みいってこない感じがした…と正直な気持ちで思ってしまった。読み進めていく…『老い』という言葉を見つけて気がついた。谷川さんは今年で90歳になられる。そりゃあ…90歳の方から見たらまだまだひよっこのわたしが理解が出来ないのも無理はない。そう気づいてから読み返すとなんだかそれまで受け取ってきた言葉たちから違う想いが伝わってくる。世界を見ても、自然を見ても、若者を見ても、生き物を見ても…生と死がそこにいて、過去がそこにいて…そんな今までとは違う葛藤を垣間見た気がする。2021/08/17

ひらちゃん

70
「トゲ」「今は切り株」が印象に残りました。いくつになっても、とめどなく言葉は溢れてくるものですね。感性が若くってときどきハッとさせられます。コトバで膨れて生きてきて、コトバを脱いでしまったら、今度は宇宙で詩を作るのだろうか。2021/07/07

けんとまん1007

60
敬愛する詩人、谷川俊太郎さん。もう何冊目になるのだろう・・・しかし、今回は、どこか感じるものが違う。感じる色合いが、淡いのだ。もちろん、根底にあるものは変わらないのだが、どうしてだろう?自分の感じ方が変わってきた部分もあるのだろうが、谷川俊太郎さん自身の変化もあるのかなと。齢90歳からくるものもと思う。最後の詩の最後の一行・・・20億光年につながるように思う。2021/09/15

papapapapal

41
谷川俊太郎さんの作品は、子どもの頃から当たり前に身近にあった。訃報に接し、思いがけず動揺している自分にびっくり。 図書館の特設コーナーで手にしたのは、今なお(?)月一で朝日新聞に掲載されている作品をまとめた2021年発行の一冊。私ごときがレビューするのもおこがましいが、リズミカルでおしゃれ、この世界の森羅万象に向き合い、どうにか言葉をのせられないかと楽しみながら創作される様子が伺える。 時代と共に価値観が変化しても、どうか、100年後も200年後も愛され続けますように。2024/11/20

アナクマ

22
「どこまでもここしかなく いつまでも今しかない」◉「文字よりも声が正直 目よりも耳が敏感 語る人は内心そう思っている」2021/08/07

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