オーバーラップ文庫<br> 八城くんのおひとり様講座

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オーバーラップ文庫
八城くんのおひとり様講座

  • 著者名:どぜう丸【著】/日下コウ【イラスト】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • オーバーラップ(2021/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784865549294

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内容説明

「私に、一人の過ごし方を教えてほしいの!」
ぼっちを極めた俺・八城重明にそう頼んできたのは、リア充グループの人気者・花見沢華音だった。周りの友人に合わせてリア充でいることに疲れたという華音に、俺は一人で楽しく過ごすための“ぼっち術”を教えることになるのだが――その結果、華音に師匠と呼ばれて妙に懐かれてしまい!?
さらに華音との交流がきっかけでリア充たちの抱える問題に首を突っ込まざるを得なくなり――!?
ぼっちの達人とリア充たちが繰り広げる青春ラブコメの最先端、ここに開幕!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

芳樹

50
ぼっちを極めた高校生・八城のもとにリア充グループの華音が「一人での過ごし方」の教えを請うところから始まる物語。これは傑作。昨今のラノベにおけるリア充と非リアの関係やぼっちの立ち位置に関する作者の考察が大変興味深い。作中で次々と披露される、八城の隙のない理論武装に基づいた人間関係の改善手法は、お見事というしかありません。そして物語が終結してからの展開に構成技法の妙を感じ、読了後はしばらく余韻に浸って戻ってこられませんでした。素敵な学園青春物語。続きがあれば嬉しい限りです。2021/06/26

よっち

41
ぼっちを極めた高校生・八城重明に、一人の過ごし方を教えてほしいと頼んできたリア充グループの人気者・花見沢華音。そんな彼女に一人で楽しく過ごすためのぼっち術を教える青春ラブコメディ。リア充なはずの八城が一人の楽しみ方を知りたい理由。自分のスタンスは崩したくないのに、華音との交流をきっかけにリア充たちの抱える問題に関わっていく八城は、困っている人を放ってはおけないタイプなんですよね。リア充グループとの独特な距離感、彼が大切にしているものが明らかになってゆく結末がまた効いていて、今後が楽しみな新シリーズですね。2021/06/23

かんけー

33
読了♪ぼっちとリア充、この2つの本来なら相容れぬ個性がお互いを尊重しあい、意見交換し、交流を持つと言うスクールカースト何処吹く風?なストーリーの骨格が読んでて実にストレスフリーで心地よい(⌒‐⌒)♪ぼっち主人公、八城はおひとり様が得意な?てか、ひとりを苦に思わない達観したぼっちと(^_^;)リア充側の花見沢さんの八城に対する絡み方が可笑しく苦笑(^_^;)であると。もうひとりのショートヘアガールの威堂さんも元気溌剌でオッケー(笑)であると。リア充トップの羽鳥男子、義理人情を弁えたイケメンだ(⌒‐⌒)時折→2021/07/03

わたー

30
★★★★☆スクールカーストが崩壊し、リア充と非リア同士は無干渉という優しい区分けをされた世界を舞台に、一人でいることを好むお人よしの少年が、リア充たちの悩みを解決していくという内容。ミステリっぽい例のギミックは正直、あからさま過ぎていたので驚きはなかったものの、なかがき以降のいわば「種明かし」的な部分は、恋愛に不慣れな彼女らしい、自分の感情を持て余している感じが非常に好感を持てた。レーベル的に恋愛ものは苦戦しがちなジャンルではあるが、続いていってほしい。2021/06/28

T

27
ぼっちを極めた八城重明。彼はリア充少女・花見沢華音から一人での過ごし方を教えてほしいと頼まれる。さらには、他のリア充メンバーとも関わることになり・・・。ぼっちの達人とリア充たちの青春ラブコメ。リア充と非リア充の相互理解が進み、対立関係がなくなりつつある世界。そんな世界だからこその登場人物たちの関わり方や一人で過ごすうえで楽しめるポイントが的確に書かれていた作品で楽しさと共感を味わえました。続きが出るかは分かりませんが、続くのであれば今後も楽しみです。2021/06/28

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