講談社現代新書<br> 本当に君は総理大臣になれないのか

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講談社現代新書
本当に君は総理大臣になれないのか

  • 著者名:小川淳也【著】/中原一歩【著】
  • 価格 ¥869(本体¥790)
  • 特価 ¥434(本体¥395)
  • 講談社(2021/06発売)
  • ポイント 3pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065230664

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内容説明

――はじめに一つだけ確認しておきます。政治家の本にありがちな、馴れ合い、お世辞やお追従の満載、予定調和型のインタビューにするつもりは一切ありません。小川さんにとって答えづらいところもあるかもしれませんが、あとで活字になったゲラを見て「ここは都合が悪いからカットしてほしい」と言われてもお断りします。つまり完全な「ガチンコ」の取材なのですが、そのような条件でもよろしいですか?
小川 結構です。すべておまかせします。
――ありがとうございます。それでは始めましょう。意地の悪い質問に聞こえたらすみません。                               (本書より)


「地盤・看板・カバン」なし。野党で子分もいなくて、ほぼ無名。
なのに、「将来の総理候補」として最近、人気上昇中。

自称「日本を良くする政策オタク」。永田町での仇名は「修行僧」。

そんな50歳の清貧代議士に、忖度&お世辞一切抜きの本音でストレートに聞いてみた――。

「小川さん、持続可能(サステナブル)な日本をつくるとか言うけど、そんなこと本当に可能なんですか? 万年野党・弱小議員のアナタが言っても所詮、絵に描いた餅では?」

本書の主な内容
(小川淳也氏の発言)
●今の形のままでは日本は存続できない
●歴史からみれば「右肩上がり」の時代はレア
●政治家の仕事は「再分配」から「負担のお願い」に変わる
●30年、ずっと考え続けた「私の政策」は最強の構造物
●消費税率は減税後、長期的には25%に引き上げる
●「人生のチェックアウト」の導入
●定年制を廃止して労働環境を柔軟に変えていく
●日本の歴史は40年単位で大きく変わってきた
●小川版「未来の政治年表」
●「党議拘束」こそが野党を弱体化させている
●コロナと戦う病院が赤字になるのはおかしい
●すべての改革内容を盛り込んだ超巨大法案
●国民投票で否決されたら即退陣・引退
    
ガチンコ インタビュアーの発言
「政治主導」って結局、政治家の利権につながるだけでは?
民主党政権時代にやればよかったじゃないですか?
政策はわかりました。でもどうやって実行するんですか?
国会でスキャンダルばかりが義論されるのはなぜです?
画餅では? 大改革には非常大権が必要でしょう?

特別ルポ
ノンフィクション作家・中原一歩が描く小川の半生

目次

第一章 小川淳也に聞く 「総理大臣になったら何をするんですか」
第二章 ルポ 本当に君は総理大臣になれないのか(前編)
第三章 小川淳也に聞く 「難しそうな大改革をどうやって実現するんですか」
第四章 ルポ 本当に君は総理大臣になれないのか(後編)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

なかしー

70
映画を見る前に読了。 うーん、小川氏の掲げる2021〜2030までのビジョン(ワクチン接種や検査をどこのクリニックでも受診可能にする医療体制の拡充やら、憲法改正やら、道州制やら)は素人目線でもとても厳しい様に見える。 気になった点が2点あり、当代表になったら初めに「①党内の党議拘束解除」&与党になり総理大臣になったら、初めに「②政権与党の事前審査廃止」で、この2点が解消されるとその後意思決定がそんなにしやすくなるのかな?と思いました。2022/01/02

ハイランド

60
なんて青臭い。こういう人間が永田町に居ることに快哉を上げたくなる一方、やっていけるるのかと不安も感じる。今、立憲民主党の党首選が告示されたばかり、彼が党首になれるかどうかは未知数だが、いつまでも民主党政権時代が取り沙汰され支持が上がらない同党としは、このぐらい新鮮な代表の方が、負のイメージを払拭できていいのではないか。日本人はこういう清貧の政治家を元々好む民族だったと思うのだが、いつの間に偉そうに上から目線で語る権力者を選択するようになったのだろう。願わくば彼の周りに同じ志を持つ者が集まりますように。2021/11/20

kokada_jnet

52
小川さん、立憲の代表戦(予想どおりというか)3位でしたね。水道橋博士や町山智浩さんが、彼にすごく期待していましたが、現実はやはりこうですか。2021/12/05

薦渕雅春

29
高校の野球部の8つ下の後輩にあたる小川淳也さん。先日の選挙の前に購入はしてたが、選挙後に読もうと思ってたのをスキマ時間を使ってようやく読了。選挙時の対話集会で何度も聞いた話が散りばめられている。当選後の立憲民主党の代表選では通らなかったが、それは時期尚早と思ってたから良いと思う。小川淳也議員の主張の1つに〈ベーシックインカム〉があるが、税制も含めて政策として掲げて行くにはまだまだ準備期間、論争を要するだろう。しかしながら、彼ほど純粋に日本の事を考えてる議員もいないのでは、と思わせる。「大欲は無欲に似たり」2021/12/30

Sakie

21
小川さんの口調が感じとれるような好著だ。小川さんの来歴と、「日本改革原案」に基づく構想インタビューの二本立て構成。小川さんが総理になった仮定(!)で行なう日本の大改革構想、なかでも「所得税・法人税・相続税課税適正化及び漸次消費税増税・本格的ベーシックインカム・教育社会福祉無償化法案」の存在は圧巻だ。さらには人口減少社会の困難を打破するために、国民自身の当事者意識と責任感覚を呼び覚ますために、その実現に文字通り人生の全てをかける小川さんの覚悟。ああ、余りの律儀さにもう、涙が出てくる。必ずや小選挙区当選を。2021/09/09

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