文春e-book<br> ハダカの東京都庁

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文春e-book
ハダカの東京都庁

  • 著者名:澤章【著】
  • 価格 ¥1,400(本体¥1,273)
  • 文藝春秋(2021/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163913841

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内容説明

・小池都知事の会見で指名されるのは、お気に入りの記者ばかり
・小池都知事が執務室で最も熱心なのは、ワイドショーのチェック
・「再就職」という名の天下りの実態
・謝罪会見のお辞儀の静止時間と角度は決められていた!
・都庁職員はネット見合いで大人気!
・家庭持ちの男女、管理職同士の不倫が横行
・東京都庁の所有不動産は、実は一等地ばかりだった……
・(株)はとバス、(株)東京メトロ……優良企業ばかりの「都庁ホールディングス」
・粛清人事、密告奨励、隠浪費……「女帝」の大罪

東京都庁に30年以上勤め、知事のスピーチライター、人事課長を務めた元幹部が、
実際に見て聞いた、その驚くべき内幕。

鈴木、青島、石原、猪瀬、舛添、小池……歴代都知事の人物評付き!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

295
著者のプロフィルに興味があって手に取った。元・都の人事課長、(豊洲)中央卸売市場次長が、「”女帝”のタブーを明かす」との帯のキャッチコピー。都がいかにコングロマリット、巨大組織であるかが分かった。はとバスも東京フォーラムも東京メトロもビッグサイトも東京サマーランドも…、すべて都庁HDの外郭団体・企業だった。大井競馬や伊勢崎オートに土地を貸し出してる超優良企業もその傘下にあった。「タブーを明かす」というのは大げさだが、都職員の”常識”と庶民のそれが、いかにかけ離れているかが、読んでいて面白かった。2024/09/24

trazom

94
著者は、小池知事を公然と批判し外郭団体の理事長職を解任された武勇伝を持つ人物。きっと、都政への理念や公務員の正義感に支えられた人物の手記だと思って読み始めるが、内容はさにあらず、都庁の内輪話、人物評、トリビアなどを面白おかしく書いただけで、理念などとは無縁。著者の価値観は「公務員の世界はご多分に漏れず、煎じ詰めればカネと人事の世界である」という一文に全てが集約されている。猜疑心が強くパフォーマンスばかりの知事も知事なら、それを批判する著者も著者である。どっちもどっちで、(甲乙ではなく)丙丁つけがたい。2021/10/12

Lara

70
都庁職員30年以上の著者が、都政、庁舎内部の実態を暴露したもの。小池都知事に関しては、既に「女帝」を読んだ身としては、政治家と思えぬ発想は、根本に目立ちたがりの気性があることをよく表していると思う。2024/06/20

キク

60
小池知事を公然と批判して外郭団体理事を解任された著者による、都政についてのアレコレ。なんというか、著者も都庁職員も都知事も、みんなダサいなぁと感じてしまう。利益を追求しない活動って、本来は理想に近いはずだ。なのに共産主義とかと同じで、効率化が働かなくて硬直していってしまうのが切ない。組織の自己目的化って本来はあってはならないのに、大きい組織ほど必ず自己完結の「組織のための組織」になっていく。そしてその動きはゆっくりと強固で、もう本人達にもどうにもできない。そんなものに、絶対に身を預けないぞと強く思った。2023/05/20

TakaUP48

58
題名に惹かれて手にした。残念ながら下着1枚の都庁?最後の巻末付録「歴代都知事の斜め切り寸評」が面白かった!こうしてみると、出るお方も凄いが、それを選ばざるをえない東京都民も可哀想。現職の小池知事の得意とするイメージ操作に都民はコロリと騙され、綺麗なキャッチフレーズを並べるが中身はちんぷんかんぷん。笑顔巧みな情報操作で、自分を批判する者には容赦なし。粛正と情実人事。さらに、都議会先生の偉いこと偉いこと。何でそんなに威張るのかな?都職員の試験部で、都庁内の様々な試験問題を年中作っているというのはビックリ!2021/09/22

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