日曜日は青い蜥蜴

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日曜日は青い蜥蜴

  • 著者名:恩田陸【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 筑摩書房(2021/06発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480815514

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内容説明

少女時代のエピソードあり、笑える読書日記あり、真摯で豊かなレビューあり……。約10年ぶりに放たれる待望の新刊エッセイ集! 書き下ろしあとがき収録。

目次

Ⅰ.人がすすめない読書案内
私の中高生時代
『虚無への供物』──中井英夫・その人々に
果てしなき書物との戦い 新潮社編『私の本棚』
誰もが「ここに居ていい」と思える国こそ
Ⅱ.読書日記
「机から離れるな!」
つい魔がさして
「狂気」をめぐる冒険
口ずさみたい恐怖俳句
リニューアル後のポケミスが凄い
身につまされて慄然
「インターネットはバケツリレー」に納得
どこに連れていかれるか分からない
連想の文学
聖書は最強
他の人間が代わることはできない
爆笑! 『声に出して読みづらいロシア人』
私も頑張ろうという気になれました
人の書いたものを読むことの奇跡
物語のルーツや伝播の不思議
Ⅲ.ブラッドベリは死なない
「すこしふしぎ」な、物語の中へ。
史上初、本物の「ジャンルミックス」映画 映画『クラウド アトラス』
騙す楽しさ騙される楽しさ──騙すなら上手に 舞台『スルース』
心理学的にありえない アダム・ファウアー『心理学的にありえない』
時に滑稽で、時に痛切なもの ショーン・タン『遠い町から来た話』
ぺにろいやるは何者か ジョーダン『ぺにろいやるのおにたいじ』
ブラッドベリは「死なない」 レイ・ブラッドベリ『ブラッドベリ、自作を語る』
影の国に生きる大人たちに C・S・ルイス『ナルニア国ものがたり』
シェイクスピアの正体 河合祥一郎『シェイクスピアの正体』
Ⅳ.ひとの原稿は早い……はずだった
名セリフ! 鴻上尚史『名セリフ!』
あまりにも昭和的で日本的な 吉田秋生について
「面白い」でいいのか? 岩明均について
影がある。 よしながふみについて
夢のままでも…… 蜷川幸雄について
モノクロの悪夢に魅了され……
山本周五郎と私 名前と運命 山本周五郎『ながい坂』
東京という探偵小説 江戸川乱歩『猟奇の果』
疑惑と告白 北大路公子『生きていてもいいかしら日記』
新装版のための解説 若竹七海『製造迷夢』
最後の少年探偵団 江戸川乱歩『死の十字路』
地図を作る 上橋菜穂子『精霊の守り人』
〈ルールの人〉 星新一『ノックの音が』
あとがき
初出一覧