内容説明
校長主導型から学校組織主導型へ。
これまで「“よい学校”とはどんな学校か?」という追究は数多くおこなわれてきた。しかし、「“この学校”の現状を“よい学校”へと変えてゆくには、何をどうする必要があるのか?」ということは十分に追究されていない。そのことを、現実に「よい学校へ変わっていった」事例の「変わっていった」プロセスを丹念に捉え直しながら、マネジメントとリーダーシップという視点で考えてみよう、というのが本書の趣旨である。
本書の主題は、一人ひとりの教師にもっと自信と自己効力感をもたせることにより(エンパワーメント)、これまでの校長主導型から学校組織協働型(スクールリーダーシップ)へ学校改善の原動力を転換させることにある。
「スクールリーダーシップ」構築のノウハウを、学校経営研究の第一人者である著者が学校管理職、ミドルリーダー、現場の教師それぞれに向けて、わかりやすく解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みこりん
1
「全ての教師には、学校を変える力がある」この力強い帯の言葉に惹かれて買った本である。教育改革の一端として、組織マネジメントの導入が奨励されている。しかし、学校組織は企業等とは違い、明確な理念や成果が見えづらく、組織自体もリーダーのトップダウンよりもむしろ、教師一人ひとりの力量に左右されることが大きい。そのような組織の有り様を特徴と捉え直したとき、教師のエンパワーメントを核とし、それらを有機的につなげ組織力を底上げすることが可能となる。それこそが、学校におけるリーダーシップではないだろうかと、筆者の問いかけ2012/03/31
Arick
0
トップダウンではない、かといって停滞もしない、そのような学校組織づくりに示唆を与えてくれた。2015/04/24
motoryou
0
再読。この時期、学校現場は今年度の活動反省を元に次年度計画を立てる。その改善に向けての共有ビジョンは、学校教育目標。そこに近づくためにどう改善するか、何をどう行い何、を削るかを考える。その共有ビジョンである教育目標の達成イメージをもって当たらないと、大変だからやめようとか、今までやっていたからやらないと、となりがち。私が担当する校内研究については、教育目標の具現化を毎日の普通の授業の中で目指すには、どうあればいいのかを学校課題と合わせて考えること。2013/12/23
newpapa
0
学校を組織論で分析している本である。最近ドラッカーの視点、行動分析学の視点から、教育を見直している自分にとって、新たな視点が加わったきがする。 2013/05/06
motoryou
0
ビジョンの共有、個人の思いと組織のビジョンを一致させていくだけのコミュニケーションの量。そして、なにより、それが必要と強く思いやりつづける求め続けること。2012/12/31
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