- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
吸血種と人間種の混血〈ダンピール〉の少年ソフィは、養護院から〈クラン〉と呼ばれる施設へと入所した。そこは繭期――人間種でいうところの思春期を迎えた吸血種の少年たちが集う学園。完全階級制の吸血種社会において、最底辺の存在として周囲から冷ややかな目で迎えられる中、ソフィはある一人の少年と運命的な出会いを果たす――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
46
舞台は未見。人間と吸血鬼が互いの不可侵を決まりにした世界。世襲と階級社会により、強固さを放つ吸血鬼だが、思春期にあたる「繭期」には強い幻覚を見るが最近は自我を失くし、見境なく、襲ってしまうという特徴があった。それをコントロールするための学園ですが、まるで「貴方達は他者を傷つけ、世界を損ねる生き物なのだ」と刷り込む、ある意味、平等な矯正施設にも監獄にも思えた。そして同族を襲った吸血鬼にはどんな罰があるのかを想像してゾッとする。それにしても不老不死の始祖とかで『トリニティ・ブラッド』が再読したくなるね・・・。2021/09/05
雨
27
ゴシックサスペンスもの。原作は舞台作品なの?知らなかったよ。2021/06/07
ミナミナミ
17
末満健一さんのオリジナル作品「TRUMP」シリーズ、第1作目のコミカライズ。当時、劇団PEACEPITのファンだった自分は、劇場で観たんだけど(vol.7~12くらいまで観た)。あまり覚えておらず(ちょこちょこ記憶がある程度)初めて読む感。全5️⃣巻みたいなので、続きも読む2024/07/11
毎日が日曜日
12
★★★2021/06/14
幸音
8
電子。はじめての繭期で観たばかりだから流れが理解しやすかった。演劇作品のコミカライズ。名門貴族の御曹司ウルと、ダンピールのソフィ、身分も育ち方も違う2人がクランで出会う。絵がきれいで、世界観にとても合ってる。ラファエロが漫画だと髪短くて、誰!?ってなった。ティーチャーミケランジェロも舞台だとドレスだから、違ってびっくり。2021/10/27