teens’ best selections<br> 春へつづく

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teens’ best selections
春へつづく

  • 著者名:加藤千恵【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • ポプラ社(2021/05発売)
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  • ポイント 325pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784591134412

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内容説明

卒業式の朝だけ、願い事を叶えてくれる「あかずの教室」の扉がひらく――そのときあたしは何を願うんだろう。一日も早く大人になりたいと願う中一女子、修学旅行で人生初の告白をしようと奮闘する中三男子、自称“本の森の番人で千二百歳”の司書の先生……不思議なジンクスが伝わる学校で、ひそやかに交錯する中学生たちの一年間。今再注目の著者が、「今しかいられないこの場所、この時間」を瑞々しく活写する珠玉の青春小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

94
切なくてあたたかい物語でした。卒業式の朝だけ願い事をかなえる「開かずの教室」のある中学校を舞台にした短編集。中学生の心をリアルに描いているので、ストレートに心に入ってきます。大きなことは起きないけれど、今だけの場所や時間、ジンクスを大切にしているのが伝わってきました。綺麗な文章がじんわり沁み入ります。面白かったです。2016/03/13

nyanco

65
もう子供じゃない!でも、まだ大人でもない。そんな中学生らしい感覚、とてもよく描かれていました。個人的には修学旅行で告白しようとする少年の話が好きでした。淡く消えた恋、彼女の想い人は…やっぱり精神年齢は女の子のほうが上ですね。北海道・旭川、極寒の地で春を待つ、この場所と、春になれば…という年齢を掛けあわせて描かれているのも良かったです。自分は何者なのか、何かになれるのか、そんなことはありえないのか…中学生らしい不安と期待の描き方、とても良かった。続→2013/06/17

まきこ.M

48
「春へ続く季節に」あとがきに書かれたこの言葉がなんだか好き。季節の真ん中ではなく合間から生まれる歌や作品に惹かれるのです。揺れ動いて進んだり戻ったりしながら次の季節へと移り変わる日々を感じる時。それは人の心の動きでも同じで。敏感に感じ取り迷い揺れながらも、少しずつ前へ進もうとする登場人物の気持ちに、季節の表情が重なりあって淡い色合いを醸し出します。萌え出る葉桜のように。「きっと願い事は叶うよ。信じていれば叶う」綺麗事だけど、校長先生のように当たり前に言ってくれる誰かがあなたのそばにいる事を信じています。2015/03/11

エンブレムT

46
苛立ちにも似た怒りや、絶望に近い悲しみ。抱えた心の傷を何枚ものオブラートで包み込んで、まるで傷などないような顔をして生きていく人々の物語。子供でも大人でも、それらを上手く包み込める人ほど生きやすくはあるのだろう。上手く包み込める人ほど自分の傷の深さが分からなくなってしまってるという怖さもあるけれど。“卒業式の朝だけ、願い事を叶えてくれる「あかずの教室」が開く”という、とある中学校に伝わる不思議なジンクスに絡んだ連作短編集。あらすじとしてのこの説明文もまた、とりとめのない物語を包み込む、オブラートの一枚。2014/04/19

七色一味

46
読破。卒業式に向かってゆるやかに進んでいくそれぞれの心の中のドラマ──という連作短編集ですが、ちょっと毛並みが違うのが1編。その位置づけがよくわからない感じ。ラストも、まぁこれはこれでいいのかもしれませんが、もう少し何かが欲しかったような気がします。各編もそれぞれがまだ先に続く物語で不完全燃焼。朝井さんの作品構成にも似てる構成で、結局描きたかった物が何なのか、私的には判りづらくてその分読後感がイマイチ。2013/05/07

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