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内容説明
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小5の夏休みの終わり、あかりの家におばあちゃんがやってきた。明るく楽しい大阪人で、仕事もばりばりやってきたおばあちゃんとの生活を楽しみにしていたあかりだが、脳梗塞の後遺症で変わってしまったのを目の当たりにし……。 老い・変化という現実をつきつけられる怒涛の日々のなか、あかりに芽生える初めての感情――家族って、なに? ぶつかりあう家族が、ほろにがくもあたたかな一歩をふみだす、希望の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
31
脳梗塞を患い、その後遺症のために自力で歩くこともままならないおばあちゃんと一緒に住むことになったあかりたち家族。よだれや失禁、気分の躁鬱など、別人のように変わってしまったおばあちゃんに振り回される毎日。時に嫌悪感を抱きながらも、ショッピングに付き合ってあげたり、メイクやネイルをしてあげるあかりは優しい。お気に入りのカットソーのくだりや、コロンを投げつけてしまう所など切なくなる場面も多い。介護という重い現実を描きながらも、前向きな未来を感じる爽やかな読後感。「元どおりになることだけが大切なことじゃない。」2019/06/29
柊子
10
面白かった。児童書ということを忘れて読んだ。脳梗塞の後遺症でマヒが残り、性格も歪んだ祖母。同居する孫娘視点のストーリーに引き込まれた。昔、助けてもらったからと、懸命に介護する母(嫁)が痛々しい。父(息子)は仕事に逃げて、傍観者。「妻に丸投げで卑怯でしょ!」と思わず怒鳴りたくなる。悩みなどないと思っていた級友にも助けられ、祖母との関係を見つめていく孫娘と家族たち。良い話だった。2026/02/04
鳩羽
10
五年生のあかりの家に、脳梗塞で半身に痺れが残った祖母が同居することになった。おばあちゃんと暮らすための準備を整えた家族だが、肝心のおばあちゃんはリハビリにやる気も見せず、あかりや家族の苦労を増やすことばかりする。バリバリ働いてオシャレだったおばあちゃんじゃなくなったことに、あかりは悩み苦しくなっていく。介護の問題、高齢化社会での家族のあり方などが、あかりのクラスメイトの家の事情からも垣間見え、それぞれの家で最適解を見つけていくしかないのだなと思わされる。父親の、家庭においての役に立たなさがなんともリアル。2018/12/25
頼ちゃん
7
老人介護の問題、私たちの世代に切実な問題だが、子どももこれから関わることが多いだろう。子どもにも理解してもらうことが必要になってくる。子どもの気持ちが正直に書かれていてよかった。2019/01/13
つけ麺部長
6
最近お気に入りの高田由紀子さんの本。続けて読んでいるところです。この本も家族間の三世代交流についてです。素晴らしい。最後は泣きそうになりました。子供向けだけでなく、大人向けに素晴らしい小説を希望したいところですが、児童書だからこそステキな味わいがあるのでしょうね。これを読んだ娘は、この小説の舞台となる家には住みたくないと言っておりますが、「どんな家でも老人介護の問題は避けて通れないのだよ」と教えてあげました。2019/11/30




