ポプラポケット文庫 おれとカノジョの微妙Ｄａｙｓ１ なぎさくん、女子になる

著者名：令丈ヒロ子【作】/立樹まや【イラスト】

ポプラ社（2021/05発売）

• ISBN：9784591142653

内容説明

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小学校五年生の男の子、なぎさは、とある理由で女系家族、三反崎家で一週間をすごすことになる。初対面で女の子にまちがえられるが、オトコ嫌いの家族を前にして、なぎさはそのまま女の子のふりを続けてしまう。そして、オンナの生態についてセキララに見せつけられ、衝撃をうける。その上、三反崎家の次女、もえみに恋をしてしまい・・・。「若おかみは小学生！」シリーズで人気の令丈ヒロ子先生の爆笑ラブコメディ、文庫で登場！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[しろのあ]

表紙とか設定とかねらった感がありますが、内容はすごくまっとうでした。家事、身だしなみ、おしゃれ、恋に防犯まで、女の子なら知っていてほしいことが題材に取り上げられています。わけあって女の子のふりをしなくてはならなくなった男子が一歩引いた目線で驚いたり、感心したりするところがキモです。単にねらっただけの設定じゃない。やっぱり、男子の一人称、令丈さんは上手い！続きも気になる！

2015/02/03

[保山ひャン]

小学5年生のなぎさくんが、事情があって女子としてオンナばかりの家でしばらく暮らすことになる。そこで知るオンナあるあるにカルチャーショックを受けたり、自分のことを振り返ってみたり。男子が女子として過ごすことのとまどいは、凡百の作家なら、目覚めたら女になっていた、とかファンタジー的な話にしてしまうところ、さすが令丈さん、導入もうまいし、その後の展開もまっとう。次巻は恋の要素が含まれる終わり方に期待が膨らむ。

2017/02/03

[てらさか]

「女って」「男って」のジェンダー問題にも感じる。前半でなぎさ君がやってたことを反省して、いい展開だなと思いながら読みました。

2018/01/19