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内容説明
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国語辞典編纂者である飯間浩明先生は、人呼んで「ことばハンター」。国語辞典に載せるべき新しい日本語を求めて毎日街に繰り出しています。「やばい」も「ガチ」も「ハンパない」も実は全部、国語辞典に載っているんです。こうしたことばはどのように辞書に掲載されるのでしょうか?現代日本語を追いかけて奮闘する国語辞典編纂者のちょっと変わった日常を描いた“お仕事ノンフィクション”です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
83
国語辞典を作るために、カメラ片手に街を歩き、看板を撮影。ほとんどVOWのネタ探しのようだが、もちろん言葉・表記の探索。ラノベのタイトル・本文が新語の宝庫だったとは意外。語句の説明文が最も苦労する点だとは思っていたけど、ここまですごいとは。さて「日国」「三国」という略語自体を辞書に採用してはどうか? 何の略かわからなければ、本書を読みましょう。2019/10/03
☆よいこ
77
公共図書館での分類は81だったけど、お仕事本かな。国語辞典を作る仕事を子供向けに説明する。言葉ハンター(ワードハンティング)はとても楽しそう。それぞれの国語辞典に特徴がある。生きている言葉を読者(利用者)に届けたいという、高い志を感じる。三浦しをん『舟を編む』のアニメ版に携わったときの裏話も面白かった。2019/03/07
アルピニア
63
辞書編纂に携わる著者が「ワードハンティング」をしながら、言葉の変遷や誕生を身近な例を挙げて説明している。児童向けを意識したからか、アニメやマンガにでてくることばも多数取り上げていて面白い。印象に残ったのは、「辞書の中に現代の日本語の姿を描く」「どのことばも、理由があって生まれてくる」著者の「ことば」に対する愛情と信念が伝わってきた。年のせいか、使い方の変化に憤ってしまうことも多いが、言葉は変わっていくもの。美しいことばを残すように努めつつ、変化を興味を持って見る気持ちも大事かもしれないと感じた一冊だった。2019/04/12
とよぽん
46
飯間浩明さんの著書や監修された書籍は何冊か読んできた。この本には、飯間さんの少年時代から現在までの、「ことば」とのかかわりが率直に書かれていて親しみを感じた。三省堂の辞書は面白い。ことばハンターという造語が、飯間さんにピッタリだと思った。ことばは生きている。進化している、というか日々変化している。小学校高学年ぐらいから読んで面白く、言語生活をステップアップすることができる本。2025/02/14
ヒラP@ehon.gohon
31
国語辞典作成にたずさわる著者の、言葉へのこだわりに刺激されました。 町中で使われている言葉の収集から、わかりやすい言葉の説明、国語辞典間の比較など、言葉に対する愛情を感じるお話でした。 安易な言葉づかい、安易なスマホ依存を反省させられました。2023/04/11