山の旅人 冬季アラスカ単独行

個数:1
紙書籍版価格
¥2,640
  • 電子書籍
  • ポイントキャンペーン

山の旅人 冬季アラスカ単独行

  • 著者名:栗秋正寿
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 閑人堂(2021/05発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/27)
  • ポイント 720pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784910149011

ファイル: /

内容説明

氷点下50度、風速70メートル。酷寒と暴風雪の世界で一人、川柳を詠み、ハーモニカを奏でる男がいた――。独特の「待つ登山」で北米最高峰デナリに挑み、史上最年少で冬季単独登頂に成功。過酷な“垂直の旅”から生還した若者は、リヤカーを引いてアラスカを徒歩縦断する“水平の旅”へ。厳しくも美しい大自然と、人々の温かさに出会う。アラスカの冬山に魅せられ20年以上も単独行を続ける孤高の登山家が記した、冒険の記録と青春の旅。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばろっさ

4
冬季デナリ単独登頂を成し遂げた栗秋さんの登山紀兼冒険記。「待つ登山」と言われる独特の登山で極限環境に挑んでいる。過酷な環境でもハーモニカを吹いたり、川柳を読んだりとアラスカをともかく楽しんでいる方で、「山の旅人」との表題がピッタリ。2021/02/28

テッテレこだち

1
日本人として初めてデナリ単独登頂から生還した著者の、デナリ単独登頂に至るまでと、その後のアラスカ徒歩北上横断を記録したエッセイ。ところどころに著者自作の歌と楽譜が出てくるのがユーモラス。星野道夫も植村直己も著書を読んだことがあるので(星野道夫は教科書にも載っていた)、両者が落命した土地でもあるアラスカの冬の自然はさぞ厳しいんだろうなというイメージだけはあったものの、登山パートでは準備も含めてこんな大変なのよくやるなあ…と感心してしまった。水平の旅パートは人との関わりが増え、旅行記として楽しめた。虫歯注意。2025/01/22

sin1row

0
アラスカの冬季単独行はキャンプをいくつも作りながら荷上げを何度も繰り返しながら、天候を見極め何日も待ちながら時間をかけて行動していく。 その為長期に及ぶ入山準備として気象に対する知識や情報収集、低温状態での訓練を行う為に超低温冷凍庫に入らせてくれるところを探すところは情熱と行動力の賜物を思いました。また、排泄の訓練は笑ってしまいたしたが、これも非常に大事なことなんですね。垂直の旅も感心させられたのですが、水平の旅の方が人との交流やハプニングがあった印象に残りました。歯は大事にしないといけないと思いました。2021/02/08

朝ですよね

0
デナリ登攀は山との我慢比べ。良い天候を粘り強く待ち、流れに乗る必要がある。なぜ山に登るのか明確な答えはなかったが、アラスカの自然に惹きつけるものがあるのだろう。水平の旅はもはや怖いものなしではと思ったが、偉大な登山家もグリズリーに襲われたらひとたまりもない。自然を擬人化するような記載もあったが、山に意思はないので全て自分の責任とも述べており、こういった考え方も登山家としての優れた資質なのだろう。デナリの頂上から1分で降りた話も冷静さと判断力の現れだ。2021/01/17

河竹康之

0
一気に読み切った。 冬のデナリ単独も、アラスカ横断リヤカーの旅も、 どちらもワクワクしながら読んだ。 何と贅沢な体験をしているのだろうと、 自分のこれまでを振り返って羨ましくなった。 近年のフォレイカーとハンターの記録では、山に対するこだわりというかスタイルが印象に残った。 極地法ではなくカプセルスタイル。 救難信号を出すための情報端末を持つことを「これはカンニングではないか」と悩む姿。 どちらも真似できないし、そこにこだわる姿勢がカッコいい。2021/01/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16705209
  • ご注意事項

最近チェックした商品