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内容説明
「ワシと組んで『最高』の映画を撮ってくれんかね。ジーン・フィニ君」「へ…へへへ……」
あの伝説の映画プロデューサー・ペーターゼンが現役復帰!? 監督は「マイスター」でニャカデミー監督賞を受賞し、いまやニャリウッドの実力派となったジーン！ 数々の名優たちも続々参加してまさに最高の現場で撮影が始まった！ 一方、ペーターゼンに会社をしばらく返すことになったポンポさんは、年相応に学校へ通うことになり――？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
20
★★★★★ジーン君が覚醒する。2巻時点で、その片鱗は見えていたが、ペーターゼン氏の手によって最高の権力を、ポンポさんの手によって面白そうな企画を手に入れた彼を止める者などいない。ただの気弱な青年だったはずなのに、この変わり様はもはやホラー。だが、それだけに、彼の作り出した世界に引き込まれないわけがない。今回で本当にシリーズ完結のようだが、いつまでも続編を期待している。2021/06/14
GORIRA800
13
凄かった こんだけキャラがいて一巻分だけなのにぐちゃぐちゃしてないしストーリーも沢山あってどれもなかなか濃いしドラマチック これがこのシリーズの最終作らしくてこのシリーズの終わりとしてうまく盛り上げてそして収束させられていると思う 映画作りの楽しさが伝わる作品で苦しいシーンを通してですら映画作りに魅力を感じちゃう そんな作品でした 2021/05/27
十二月の雀
12
加速。この作品は全く立ち止まらない。スロウな導入で、回り道もする。ただ俯瞰のシーンがない。｢一歩引いて全体を｣的な場面がない。印象に残るのは、切迫感溢れるジーン監督のキャラクターばかりだ。物語の牽引力が凄い。絶えず加速して皆を引っ張って、駆け抜けて、走り終えたと思ったら、立ち止まらない。これがポンポさんの最後だって？冗談じゃない続きはどうするんだ。ここにきて敢えて言うけど、まるで一本の映画を鑑賞したかのような、駆け抜けたような爽快感のある読後だった。個人的に、ラブコメが控え目なのも気に入っているんだ。2021/05/31
ヤギ郎
11
上映中の映画『映画大好きポンポさん』を見てから原作を購入しました。作者のあとがきによると、第１巻で物語は完全に完結し、第２巻で完璧に完結した上、今回の第３巻が描かれる。王道な展開だけど、心に響くセリフがある。「思考にブレーキをかけるな！！ 加速しろ！！」2021/06/08
GORIRA800
9
短い話だけどキャラがたくさんいて賑やかさを保ちながら話として面白い 最終巻ににあうボリューム巻に惚れ惚れした カメラって写真だけでなく映像も高みを目指す面白みがありそう2023/03/05
