兇人邸の殺人

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紙書籍版価格 ¥1,870
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兇人邸の殺人

  • 著者名:今村昌弘【著】
  • 価格 ¥1,799(本体¥1,636)
  • 東京創元社(2021/07発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488028459

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内容説明

“廃墟テーマパーク”にそびえる「兇人邸」。班目機関の研究資料を探し求めるグループとともに、深夜その奇怪な屋敷に侵入した葉村譲と剣崎比留子を待ち構えていたのは、無慈悲な首斬り殺人鬼だった。逃げ惑う狂乱の一夜が明け、同行者が次々と首のない死体となって発見されるなか、比留子が行方不明に。さまざまな思惑を抱えた生存者たちは、この迷路のような屋敷から脱出の道を選べない。さらに、別の殺人者がいる可能性が浮上し……。葉村は比留子を見つけ出し、ともに謎を解いて生き延びることができるのか?! 『屍人荘の殺人』の衝撃を凌駕するシリーズ第3弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

592
待望の三作目。過去二作よりもエンタメに寄せた内容なものの、謎解き部分の丁寧さや、特殊設定とミステリ部分が解離せずに意味を持たせ続けている点に、しっかりと著者の拘りを感じる。こういう方向にシリーズの幅を広げられたのは収穫だと思う。若干気になるのは、素人でも調べられるような状況で、稼働中のテーマパーク内に秘密機関のデータが残されている不自然さと、生き残りが誰なのか、皆で掌に傷をつけて回復を見れば、すぐに発見出来るのに一切触れられない点。脱出方法や怪物への対応に関わることなので、誰も言い出さないのはおかしい。2021/08/07

麦ちゃんの下僕

472
あああっ!!…ミステリーを読んで“慟哭”したのは、一体いつ以来でしょう?まさに胸を抉られるような衝撃を感じた、あまりに悲痛な物語でした(泣) 待望の「剣崎比留子シリーズ」第3弾は、“廃墟”を売りにした遊園地内に聳える奇怪な館が舞台。“異形”の恐怖に怯える中で殺人が!?という展開は、一見『屍人荘の殺人』に似ていますが…葉村以外の人物も語り手を務めることや“現在”&“過去”が交互に描かれること、“安楽椅子探偵”と化す比留子、そして人間ドラマとしての魅力の深化…シリーズとしての着実なステップアップを感じました!2021/08/21

パトラッシュ

420
第一作はホラーとミステリの見事な融合だったが、二作目は正直今ひとつだった。そのため先行きが心配だったが、新作は十分合格点に達している。異常な世界へ読者を引き込むドラマは巧みだし、類例のない新奇な密室殺人を解明する比留子の鋭い推理は本格ファンを堪能させる。最終頁で再登場した「彼」は、シリーズ読者には次作への最高の引きとなろう。しかし読むたびに感じるが、巨悪たる班目機関が「仮面ライダー」のショッカーに思えてしまうのだ。組織も支援者もないのに研究成果が生き残り惨劇を起こす理由を、作者はどう設定するつもりなのか。2021/09/11

たか

371
シリーズ第3弾。前作「魔眼の匣」から数ヶ月後、神紅大学ミステリ愛好会の剣崎比留子と葉村譲が依頼されたのは「斑目機関」関係だった。依頼主と共に地方の廃墟テーマパークへ「斑目機関」の研究成果が隠された園内の「兇人邸」に踏み込む。 前作記述の「斑目機関」大量殺戮のその後を描く。特殊設定ながら伏線、ミスリードが秀逸でスピード感がありミステリーの手法を散りばめ楽しい。 連ドラの様な次作への匂わせも忘れない。 パニックホラーと本格ミステリーの高次元の融合、「犯人は探偵の敵なのか」探偵小説への挑戦。 ★★★★★ 5.02021/10/25

bunmei

364
美人で頭脳明晰な剣崎比留子と葉山譲が、奇想天外な事件に挑む、今村ミステリー第3弾。これまでも対峙してきた班目機関の研究成果の奪還の為に、廃墟化した『兇人邸』に傭兵達と共に潜入する2人。深夜忍び込んだ一行を待ち受けていたのは、とんでもない怪物。怪物の襲撃によって、多くの人が断頭され殺された。また、比留子とも離れ離れになってしまった譲。閉ざされた屋敷と迫りくる怪物の恐怖をバイオハザードのようなホラー・ミステリーとして描いている作品。また、舞台となる屋敷の見取り図を元に、謎を読み取っていく面白さもある。 2021/08/15

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