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内容説明
父親にはならない。けど、愛してる
小さい頃から父親からの心理的虐待を受けて育ち、そのせいで他者との距離感が取れないまま成長した著者。
果ては東北大震災でも被災をうけ、うつ病になってしまう。
「自分のような人間が、家族を持つべきではない」
その信条のもと、長い間恋人も作らず、1人山奥にこもって家づくりに励んできたが、ひょんなことからある女性と出会い、お付き合いすることに。
その女性は「もっち」という5歳の男の子を育てるシングルマザー。
実の父親から虐待を受けて育った男が、突然「父親」的な存在になってしまう。
しかし、初めて出会った日「もっち」をとても可愛く愛しく感じてしまい……。
父親のこと、自分のことを見つめ直しながら「もっち」と過ごす中で、著者が見つけた答えとは───。
【目次】
プロローグ
第1章 マダ見ヌ君トロクデナシ
第2章 未知トノ遭遇乱レル心
第3章 自分ノ気持チト子供ノ気持チ
第4章 君ノ力トボク等ノ立場
第5章 ブツカリ稽古ガ始マルヨ
第6章 男ト女ト親ト子ト
第7章 線ヲ繋ゲルヒトシズク
第8章 家族ト呼バズニ何ト呼ブ
第9章 環境激変孤独ノ戦イ
第10章 君ノ未来トボクノ未来
エピローグ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
22
「しんさいニート」の続編。父親の心理的虐待を受けて育ち成長した著者が、幼い子持ちのシングルマザーと付き合うことになり…。果たして父になることができるのか? 印象度B この「もっち」という子は発達障害の気がある感じがあるので、なかなか大変だったのかもしれない。「いきなり父になる」ことは大変だが、やる気と根気さえあればいろいろな家族の形があってやっていけるのかも2022/10/02
学生
5
Eテレ 理想的本箱2024/06/15
ぷりたかま
5
★★★2021/08/14
夕暮
4
図書館?本。「しんさいニート」読みかけなのに、こっちを先に読んじゃった。血の繋がりとか父性愛とかあまり実感を持たずに生きているので、カトーさんの考え方は共感できた。漫画で描かれる以上の困難があるのだろうけど、三人の幸せを願うのみ。2021/11/20
kujira
3
「父親」という言葉は所詮言葉だけで、中身はそれぞれの「父親」によって違うものだから、多分一人一人にとって「父親」という言葉の定義は変わるものなのだろう。この人はこの人自身の持つ「父親」というものにきっととらわれすぎで、制度上の「父親」にはならない選択をしていたけれど、そんな言葉遊びはどうでもよくて、彼らにとってそのことが一番よい選択になればよいね、と願うばかり。2022/05/26