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内容説明
太古の昔、クリー人の遺伝子実験により誕生した超人類インヒューマンズ。成人の際にテリジェン・ミストを浴びることで特殊能力を開花させる彼らは、声なき王ブラックボルトの下、人類の地から遠く離れた大都市アティランでひっそりと暮らしていた。だが、ブラックボルトの狂える弟マキシマスは、兄の王座を狙い地下労働者たちを率いてクーデターを画策。一方地上からは、人類がバリア・ドームで守られた首都アティランへの侵攻を開始した! 内外からの攻撃を受け、インヒューマンズは絶対絶命の危機を迎える……! ブラックボルトは如何にして状況を打破するのか。兄対弟、人類対超人類の戦いがいま始まる! 1999年にアイズナー賞を獲得した話題作が初邦訳で登場!
●収録作品●
『INHUMANS』#1-12
2021 MARVEL
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nigerou03
1
MARVELの作品群の中でも独特な雰囲気を持つインヒューマンズの単独作品がとうとう翻訳された。底本は1999年のものらしい。 主人公はアティランという小さな国家の国王ブラックボルト。凄まじい破壊力を秘めた声を持ち、一声囁くだけで辺り一帯をめちゃくちゃにしてしまうというトンデモパワーの持ち主だ。 そんなブラックボルトのもとに、国を揺るがす陰謀の魔の手が忍び寄る。さすがアイズナー賞を獲った作品ともあって力ずくでは解決しない。国王として、国を守る為にどういった決断をするのか。アメコミ好き向けの趣深い作品。2018/07/26
リチャード
0
なんかドラマ版の評判がスゲー悪かった人たち、くらいの認識だったけどめちゃくちゃ面白かった。2021/06/06
Myrmidon
0
おお、流石はアイズナー賞獲得作。アートの良さとブラックボルトの存在感で史劇のような重厚さを出せている。あと、他作品とのクロス・オーバー的な部分がほとんどないので、単体の作品として読めるのも良い。インヒューマンズの社会や政治、暮らしなんかも見えるので、本作以降、比較的日陰者だったインヒューマンズの人気が急上昇したというのも頷ける。なんか最近のドラマはコケちゃったっぽいのは残念だが(苦笑)。2018/06/11
fap
0
イラスト色の強い絵柄。クセは強め。 アメコミによくある力技の解決策なので、終盤までは台詞の応酬で場面が進む。 だからこそ終盤の展開がダイナミックとも言えるのだが。 超人揃いだけど駆け引きには弱そうだったけど実は策略家だった模様。 国連での静かな戦いを期待していたけれど、人類側とのやり取りはほとんど武力衝突だった。 直接の描写はなかったけど、ヒマラヤに引っ越したということでいいのかな。 本の厚さの割に解説のページ数が少なく、理解しきれなかった。 2018/05/13