内容説明
著者は67歳の派遣添乗員。現場では理不尽なお客や海千山千の業界人が起こすトラブルに振り回される日々。魑魅魍魎な旅行業界の裏側を紹介しつつ、コロナの影響にも触れる。クスッと笑えたりほろりと泣けたり読んで楽しいトラベルエッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
59
著者は、映画製作スタッフ、塾講師、ライター業を経て派遣添乗員になり、大手の旅行会社で仕事をしてきた梅村達氏。タイトルは似ているが、今回は三五館シンシャとは別の本。理不尽なお客様や海千山千の業界人が起こすトラブルに振り回される日々を綴った一冊。業界全体がダメージを受けたコロナの影響にも触れつつ、泣き笑いを織り交ぜながら業界の裏側を紹介しています。添乗員の仕事が体力勝負であることはもちろん、精神的なストレスが溜まりやすい職業であることがよく分かりました。旅行に行ったら添乗員さんとは上手く接したいと思いました。2025/06/22
雲をみるひと
33
ツアー添乗員による日誌風エッセイ。ツアーあるある的な内容で軽いタッチでよくも悪くも新書らしくない。旅のお供とか軽い読み物を求めている際はフィットするかと思う。2021/12/13
ごーちゃん
27
著者の前作「派遣添乗員ヘトヘト日記」から続けて読了。前作と同じように添乗員としての苦労話がメインで進む。違いは注釈がなくなり本筋から迷子になることがなくなって読みやすい点。第6章「人生という名の旅路」での自分語り、人生語りが気持ち良し。第7章「新型コロナでどうなった」での地方の衰退、少子高齢化と国を憂いながらも著者の視点で考える対応策や気の持ち方を示してくれてる。2024/08/17
くろにゃんこ
22
何気なく手にしたら続編でした。ツアーの添乗員さん大変ですよね…その日のお客さんによって当たり外れが激しそう。コロナ禍でバスツアーが中止となった反動か、最近は数多くのツアーが組まれているようで、その冊子がしょっちゅう届く💦2024/02/02
ミヤビ
21
旅行業界(添乗員)に勤める著者によるトラベルエッセイ。添乗員という職業がよくわからなくて、「ツアーガイドとはどう違うの?」と疑問から入った。読んだ結果、トラブルへの対応力が求められる責任重大な職業だということがわかった。色々な場所へ行けるし、お仕事中に観光ができるなんて最高と思っていたけれど、こんなにも大変なお仕事だとは。旅行業界に今は縁がないので、もしも利用させていただく時のために、本作で知ったことを頭の片隅にでも置いておきます。コロナ禍で旅行業界は苦しんでいるけれど何とかならないのかね。2022/08/19
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