内容説明
不良債権処理とメガバンク再編の立役者、
知られざる真相を明かす。
100兆円規模の不良債権、銀行整理論、観光立国、
中小企業改革・・・すべて私が正しかった。
日本人が見たくない本質を突く提言をするから、
私は目の敵にされる。あらゆる論争に勝ってきた
伝説のアナリストはいったい何者か、全疑問が氷解する!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アベシ
31
半沢直樹を地で行くような半生、と同時に日本社会の後進性を考えずにはいられませんでした。日本人にもいるのですよ、アトキンソンさんみたいな人がたくさん。そういう人達が頭になる国にならないと。ラグビーワールドカップで健闘した日本チームのように、優秀な外国人をいっぱい入れてジャパンでできるようなことはないのでしょうか?日本人だけじゃ、もう駄目なんじゃないんでしょうか?外国人もいれたオールジャパンで経済も政治もやりましょう!2021/12/05
アリーマ
11
今回は彼の来歴がメイン。オックスフォードの日本学科を卒業、バブル絶頂期に日本の証券会社に入り、アナリストとして転職を繰り返してゴールドマンサックスで上層部入りし、退職するまでの経緯など。来歴に興味はあったので、ふうんなるほどと読んだ。日本の銀行との鬩ぎ合いなど経済小説風で面白い。情緒や思い込みを廃して、あくまでデータとエビデンスを基に状況を分析予測する彼の手法は海外では特に珍しいものではないが、非論理的で情緒的な思考が罷り通る日本にあっては斬新だったのだろう。色々な意味で得難い人だと改めて感じた。★★★★2021/08/16
モーモー
7
新日本構造改革論という題名ではあるが、アトキンソン氏自伝をもとに、日本が低迷した要因を追及している。三菱ufj銀行のDCF法の金利が低い日本では通用しないところは、私も読むまで騙されていました。最後に菅首相のブレーンとしてのくだりあり。 なるほどと思う施策が多いが、自分氏を振り替えるなかでの多大な報酬に対して、当たり前と思っているふしがあることに対しては違和感を感じる。稼ぎすぎる資本主義の仕組みは、直す必要あり2021/07/31
Taizo
5
元ゴールドマンサックスの伝説的アナリストである著者による一冊。圧倒的なデータ分析力を基に「観光立国論」や「生産性立国論」など数々のコンセプトを提唱し、菅元総理のブレインとしても活躍していた著者。何冊も本を執筆している方だが、今回のは完全に自伝。自分がいかにして育てられ、いかにして日本企業を相手に戦ってきたかを鮮明に記している。幼少期の育てられ方やオックスフォードでの過ごし方、銀行時代の伝説的エピソードの数々など、超エリートで根性も座ったタフガイだと分かる。タフガイすぎんか?2023/01/14
よし
4
良著。日本人エリート層にも情緒的な人間がかなりいることに驚き。右からも左からも叩かれている著者が一番まともだと思う。三菱銀行、GS幹部、竹中氏、あとアンダーセンにもダメ出しする本は初めてだよ。2022/02/24
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