岩波ジュニア新書<br> 仲間を信じて - ラグビーが教えてくれたもの

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岩波ジュニア新書
仲間を信じて - ラグビーが教えてくれたもの

  • 著者名:村上晃一
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 岩波書店(2021/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784005006946

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内容説明

身体を激しくぶつけ合う熱きスポーツ・ラグビー.仲間を信じ,協力しなければトライは生まれない.真剣勝負の中で得るのは,勇気とフェアな精神,そして生涯の友だ.中学高校時代にラグビーに出会い,その後大きく人生を変えていった人びとがいる.6人のラガーマンを追い,その成長の軌跡をたどる.

目次

はじめに┴2019年のワールドカップは日本開催/どちら側でもないノーサイド精神/一人ひとりに与えられる役割/真剣勝負だからこそ芽生えるフェアな心┴1 努力する天才 大畑大介┴見つかった居場所/練習の虫/日本代表の片鱗/一気に3トライを畳みかけた世界記録の瞬間/怪我からの復帰,そして引退のとき┴2 一所懸命を楽しむ 菊谷崇┴やんちゃな野球少年/御所工業高校監督の挑戦/恐怖感が一体に/全国大会への道/夢を求めて/心の支えは御所実業ラグビー部┴3 苦を乗り越えて得た自信 大東和美┴ラグビーとの出会い/身体を張るスクラム/縁の下の力持ち/伝統の早稲田ラグビー蹴球部/社会人,そして海外遠征┴4 信じられる師と出会って 井口剛志┴京都イチ怖い先生との出会い/胸に刻んだ恩師の言葉/二人目の恩師/大切なのは,チームがひとつになること/白熱の攻防,全国大会決勝戦/信頼を失った大学一年生時代┴5 ONE FOR ALL,ALL FOR ONE 林敏之┴ぶつかるのが面白い/人生を変えた松山遠征/オーストラリア遠征と涙/初のテストマッチ/オックスフォード大学留学/七連覇の前に苦しんだ日々/涙の理由┴6 夢みるちから 神谷考柄┴ひどい頭痛で入院/ラグビー部入部/仲間との出会い/一つひとつ,できることが増えた/信頼できる仲間たち/メールに綴った想い┴あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ceskepivo

6
ラグビーブームである。これはワールドカップでジャパンが南アフリカを破ったことが直接のきっかけであるが、本書の村上さんを始めラグビージャーナリストの方々がラグビーを取材し文章を書いてきたことの積み重ねも今のラグビーブームを支えている。ラガーに対して優しい眼差しで書いてある本書。村上さんは「僕が人生で大切なことはすべてラグビーから学んだ」と断言。そんなラグビーの素晴らしさを一人一人のプレーヤーを通じで紹介。広い層にもっと読んでほしい。2015/10/11

マカロニ マカロン

4
個人の感想です:B。本書は2011年9月の出版なので、東日本大震災直後の「立ち上がろう日本」とか「絆」という雰囲気が溢れたラグビー書となっている。スクラムを組むフォワードの選手の耳が内出血して腫れ上がり病院で血を抜いてもらうのを繰り返しているうちにギョウザのような耳になってしまう話は痛々しいが、文字通り「血がにじむような」猛練習の証しでもある。「仲間を信じて」というラグビーのチームプレイの基本がよくわかる本だった。2019/11/25

glaciers courtesy

1
最後の神谷くんの話が良かったな。視力がほとんどなくてラグビーやるって、どうよ。他の競技では想像し難いよな。個人競技はもちろん、サッカーでもバスケでもムリでしょ。ラグビーは本当に150cm台のトップ・リーガーがいたり、フロントローの人たちは基本デブであったり、究極のアスリートであることを求められつつ、かつ限りなく間口が広いんだよな。あと、Jリーグチェアマンの大東和美さんが元ラグビー日本代表というのは知らんかったな。そういう意味ではサッカーは懐が深く、ラグビーは負けている。OBが監督なんて不文律は要らんよね。2014/02/02

mytopgun

0
ラグビー関係のジャーナリストも大勢いますが、中でも村上さんの文章に特に好感を抱くのは、ブログなども含めて、あまりネガティブな言葉を使わないところ。その長所が、こういう本だといかんなく発揮されていると思います。2012/06/11

やまべ

0
岩波ジュニア新書というのは、いちおう小学校高学年~中学生くらいを対象としているはずだが、たいていの場合、大人が読むに堪えるレベルの内容になっていると思う。「そのジャンルに詳しくない大人向けの入門書」として優れている、というべきか。この本も、ラグビーにちょっと関心はあるけどよく知らないという大人に読んでほしい本。2012/06/08

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