コロナ禍をどう読むか――16の知性による8つの対話

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コロナ禍をどう読むか――16の知性による8つの対話

  • ISBN:9784750516820

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内容説明

ウイルスは「敵」なのか? それとも――?

人類学、哲学、批評、アート、小説、精神分析、ビッグヒストリー、妖怪、科学史……。
ジャンルを異にする俊英たちが、コロナ禍が露わにした二元論の陥穽をすり抜け、「あいだ」に息づく世界の実相を探る。刺激的な八つの対話集。


刻々と迫りくる感染症と、その対策に奔走する我々。
緊急事態宣言下の日本で行われた八つの対談は、未曾有の事態を普遍的な観点から見つめ直す、二つのまなざしが直交する対話の記録である。



【目次】

■ TALK 01 奥野克巳 × 近藤祉秋
ウイルスは人と動物の「あいだ」に生成する

■ TALK 02 逆卷しとね × 尾崎日菜子
接触と隔離の「あいだ」を考える

■ TALK 03 吉村萬壱 × 上妻世海
私と国の「あいだ」を/で問い直す

■ TALK 04 清水高志 × 甲田烈
既知と未知の「あいだ」の政治

■ TALK 05 松本卓也 × 東畑開人
心と身体の「あいだ」を考える

■ TALK 06 山川冬樹 × 村山悟郎
隔離され、画像化された二つの「顔」、その「あいだ」で

■ TALK 07 辻村伸雄 × 石倉敏明
歴史と神話の「あいだ」の実践

■ TALK 08 塚原東吾 × 平田周
グローバルとローカルの来たるべき「あいだ」へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんがく

10
コロナ禍初期における8つの対談を収録した本。対談する人々は学者からアーティストまで多種多様であるが、人間中心的な考え方や一元的な政策に対してオルタナティブを示している点では共通している。何かしらの結論がでるわけではないが、コロナ禍後の社会を考えるヒントは多く得られた。2022/03/29

袖崎いたる

4
上妻世海と吉村萬壱の対談を読む。おもろい。出会い系やってる人は読んでみてって感じ。人と人との肉感的で感傷的な出会い方の重要性を説いておられる。上妻さんが一本取られてるのがなんというか、さすが。2022/02/18

おさと

4
難しいけど面白い。面白いけど難しい。2022/02/18

CBF

2
(★★★☆☆) 緊急事態宣言下の日本で行われた八つの対談。未曾有の事態を普遍的な観点から見つめ直す、対話の記録ー。 どの対談も"その道の専門家"みたいな人が登場して、正直、ほとんどは内容が難しすぎて十分には理解できなかった...ただ、臨床心理士の東畑開人さんのオンライン面談の話は面白かった。 『情報未満とは何かというと、言語にならないことだと思うんですね。つまり、オンラインにおいては言語は交換できるんだけど、言語未満のことはオンライン上で交換することがなかなか難しい。』2021/07/19

佳蓉

0
面白かったぁあ! 東畑さんが居たからそこが読みたかったんだけど、はじめにに吉本隆明さんの親鸞の話出てきて、さらに面白いかも?なった 東畑さん以外の対談も面白かったなぁ〜 体感しながら俯瞰して、考察する感じかな2023/04/08

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