内容説明
大学に進学したものの2年で中退、そのまま引きこもりとなった佐藤達弘は、宗教勧誘がきっかけで知り合った高校生の仲原岬という高校生から、思わぬ申し出を受ける。「人生に迷っている若者を救う天使の私が、佐藤君を助けてあげる」。そこから、岬の「ひきこもり脱出カウンセリング」が始まった。夜中の公園で行われる奇妙なカウンセリングと並行して、達弘は数少ない友人の山崎と、成年向けの催眠音声制作を思い立ち、さえない人生の一発逆転を夢想する。そんな中、達弘はVRゴーグルを被りアダルト動画投稿サイトを眺めていると、そこに、かつて所属した文芸部の憧れの先輩の姿が……。達弘の脳が揺さぶられ、自我が崩壊する……。
陰謀論、二世信者、テロ、ドラッグ……来るべく時代の闇をすべて予言していた伝説の青春小説、あの『NHKにようこそ!』が令和の世にリビルドして帰ってきた。現代の闇に抗う術が、物語の形を借りて、今ここに開示される!
【電子版特典】電子版には特典として「新NHKにようこそ!」大岩ケンヂイラストギャラリーを収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
24
大学に進学したものの2年で中退し、そのまま引きこもりとなった佐藤達弘。宗教勧誘がきっかけで知り合った女子高生・仲原岬から思わぬ申し出を受ける物語。岬による「ひきこもり脱出カウンセリング」が始まり、それと並行して数少ない友人の山崎と、成年向けの催眠音声制作を思い立ち、人生の一発逆転を夢想する達弘。読んだのはかなり昔なので、今に置き換えるとこんな感じになるんだな…と思いながら読んでいましたけど、冒頭で物語を動かした岬が思ったほど絡んでこないまま、先輩や山崎がメインの話になって、その辺はやや違う展開でしたかね。2025/01/06
ガットウ
15
★★★★4.3点。まあ、面白かったです。大傑作であるオリジナル「NHKへようこそ!」と比較するのは酷かなと。2024/12/12
活字スキー
14
【仕事もなく金もなく何のやる気もない。未来が見えない。生きていく自信がない。だが俺は死なない】たまたま読メで懐かしいタイトルを目にして、よく見ると『新』とあった。前作というか旧版は引きこもりの天使こと不登校JK岬ちゃんの「ラカンは分からん」しか覚えてないもののそれなりに面白かった気がするのでとりあえず読んでみるなり。究極的には何も間違ってないと思うと同時に、一般論としては何もかも間違っててダメすぎる。なんとも感想にまとめづらいなぁ。本編よりあとがきの方がイタいまであるかも。2024/11/15
みどり
14
20年前の本が、家にある。内容をすっかり忘れているので、これが全くの新作ではないと言われてもピンとこない。とりあえず、働いたら負け、という風潮は未だに続いてはいると思う。マジ、生きていくって大変よね~とか。2024/11/04
CCC
13
『NHKにようこそ!』とパラレルだけれど一部は重なっているような不思議な続編。時代が進んでいて時事ネタも多いが登場人物は年を取っていないから、懐かしいけれど同時代性があるという奇妙な感じになっていた。話としては閉塞感やギリギリで生きてる感じは薄まっていた。ただダウナーな躁みたいなテンション感とシニカルなユーモア感覚は失われていなかったので、読んでいて楽しくはあった。2024/12/31
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