世界最速ビジネスモデル 中国スタートアップ図鑑

個数:1
紙書籍版価格
¥2,970
  • 電子書籍
  • Reader

世界最速ビジネスモデル 中国スタートアップ図鑑

  • ISBN:9784296000135

ファイル: /

内容説明

1%の可能性を1億倍に成長させる!
中国の起業家はここが凄い。
ビジネスモデル研究の第一人者が、中国スタートアップの研究者と組み、
世界最先端の起業実験場から勝ちパターンを抽出。

中国のスタートアップ事例は、ビジネスモデルイノベーションにうってつけの題材です。
理想的な環境で行われた自然実験のようなものであり、
大胆なアクションとその帰結を観察することができます。
同じ環境を日本で整えられないにしても、そこから得られる知見は豊かなのです。
しかも、ビジネスモデルを取り巻く産業レベルにまで目を向けると、
スタートアップに理想的な経済環境も読み取ることができます。
どのような技術インフラ、経済インフラ、ならびに市場環境が揃えば、
スタートアップは成長軌道に乗りやすいかも見えてくるのです。
(「あとがき」より)

目次

第1部:事業レベルの急成長の論理――好循環を生み出すビジネスモデル
CASE1:快看漫画――新時代のコミックは中国から
CASE2:So-Young――美容外科の世界最大プラットフォーム
CASE3:VIPKID――アメリカ人が最も働きたい中国企業
CASE4:ピンドゥオドゥオ――SNS共同購入でアリババ超えの神速成長

第2部:全社レベルの急成長の論理――企業価値を高めるビジネスモデルの展開
CASE5:バイトダンス――TikTokで世界を踊らせる
CASE6:メイトゥアン――ありとあらゆるサービスを提供するスーパーアプリ
CASE7:シャオミ――スマホメーカーからネットサービス企業へと進化

第3部:エコシステムの急成長の論理――「緩やかな連携」と「緊密な統合」
CASE8:テンセント――模倣戦略からオープンプラットフォームへ
CASE9:アリババ――EC、リアル店舗、金融、クラウドなどを統合

まとめ:史上最速成長の理由――中国スタートアップを支えるミクロとマクロの好循環

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちきゅう

4
(もうこの考えも古いかもしれないが)中国の先進企業と聞くと閉鎖環境で、市場規模を背景に成長しその勢いを持って市場拡大する…という印象を持つかもしれないが、実際には中国の発展とともに変化を迫られ、その中で優れたビジネスモデルを循環させることで成長している。ということ 理解できる本であった。システムシンキングや循環はどの環境でも同じことであるが、個人的に重要なポイントはユーザーにコミットしている点であると感じた。2021/09/21

TAKESHI YOSHIDA

3
無茶苦茶、面白かった! 中国の企業がすごいというより、その貪欲さがすごい好き。インターネットの歴史で、コミニティと決済と配送が作られ(第1世代)、それを前提に幅広い活用がモバイル、共同購入、機械学習などでも花開き(第2世代)、さらにその肩に乗って第3世代が蠢いている。 第3世代については、日本でもほぼ類似形のサービスが立ち上がったり、IPOもチラホラと言ったラインでも更に注目されて良い「良本」だと思います。オススメ2024/02/25

Sena

3
中国スタートアップの「クリエイティブさ」に期待して本書を読んだが、感想としては中国スタートアップ企業の成功は中国という独特な市場環境と、海外(主にアメリカ)のビジネスの模倣に起因することから、個人的には「クリエイティブさ」は感じられず、あまり魅力的に思えなかった。やはりイノベーションはアメリカがまだまだ強い。2022/05/23

Shiro

3
「模倣の経営学」等でも有名な井上達彦教授等による中国先進企業のビジネスモデル解説書。システム思考に基づき各社のビジネスモデルの発展過程がまとまっている。バイトダンスがニュース配信アプリでレコメンド・広告技術を構築した後にTikTokの原型のローンチに至った話や、美団が共同購入事業をSランク都市では3番手以内、A・Bランク都市では1位を取ることを念頭に事業を開始し、旅行予約事業、フードデリバリー事業に至った点、シャオミの高品質スマホ低価格販売、開発者・ユーザーコミュニティを梃にした事業拡大等は改めて示唆深い2022/03/05

ちるげる

1
仕事で中国駐在するにあたり購入。 普通に読めばビジネスモデルの分析に留まるが、 中国にいると身近な企業ばかりでとても興味深い。中国都市部は日本と比べても先進的であらゆるテクノロジーで日本より上にあると思います。 中国の効率至上主義はとても参考になるし、お堅い日本人は取り入れていくべきだと日々強く感じています。2023/04/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17906359
  • ご注意事項

最近チェックした商品