内容説明
人生が思い通りにならない時、人はどうあきらめ、それでも前に進んでいくのか。コロナ禍で多くの人がさまざまなことをあきらめざるを得なくなった。しかし、あきらめることは決して悪いことではない。商社マン、フリーター、公務員を経て哲学者になった著者が、自らの経験や哲学の知見をもとに、あきらめる意味や活かし方を紹介。「前向きなあきらめ」とは? 何をあきらめ、そして何が得られるのか。困難な時代を歩き続けるための処方箋!
目次
第1章 あきらめる
第2章 ためらう
第3章 捨てる
第4章 降りる
第5章 開き直る
終章 邂逅
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しょうご
6
担当編集の方からご献本をいただきました。よりよく生きていくためには哲学が必要です。自分であれこれ悩むのも大切ですし、先人が考えたことを取り入れる姿勢も大切です。章立てでテーマになっている「あきらめる」「ためらう」「捨てる」といった言葉は後ろ向きなニュアンスで使われることが多いです。しかし見方を変えればそこから始まることもあります。哲学は結論ではなく思考のプロセスが大切だと感じました。分かりやすかったです。2023/02/20
spike
3
タイトルや著者名にひるまず、肩の力を抜いて読める本。休日の午前中に向いてると思った。リラックスして、しっかり頭を回しながら読むのがいいと思う。後からじわじわ来る。2023/03/26
Saeko
0
読みやすく一気に読めました。みんながいろんなことで悩んでいて、それはずっと続いてきた歴史なんだと、おもいました。ありがとうございました。小川先生。2023/02/11