集英社文庫<br> いつかどこかで 子どもの詩ベスト147

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集英社文庫
いつかどこかで 子どもの詩ベスト147

  • 著者名:谷川俊太郎【著】
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • 集英社(2021/05発売)
  • 夏を先取り!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/29)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087442267

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内容説明

「生まれたよ ぼく/やっとここにやってきた/まだ眼は開いてないけど/まだ耳も聞こえないけど/ぼくは知ってる──」(『子どもたちの遺言』所収「生まれたよ ぼく」より)。著者は瑞々しくも稀有な感性で、処女作から70年近く、現代詩をリードする世界的詩人。彼の全詩作品より、平易な中に深さとユーモアが溢れ、永遠の童心を感じる146の子どもの詩を厳選。新作1編を加えた貴重なベストセレクション。

目次

新作詩
いつかどこかで
『あなたに』より 1960

『落首九十九』より 1964
大人の時間

誰が……
生長
『日本語のおけいこ』より 1965
何故だかしらない
いつも誰かが
こもりうた
二冊の本

『谷川俊太郎詩集 日本の詩人17』より 1968
三月のうた

石と光
風のマーチ
『うつむく青年』より 1971
おべんとうの歌

『谷川俊太郎詩集 日本の詩集17』より 1972
未来 他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

54
谷川さんの詩を最初に読んだのは高校生のとき? いやいや、もっと小さい子どものときに、どこかで読んだ気がする。詩ではなくて絵本だったかな。和田誠さんの絵とともに、谷川さんのことばの世界にふれたような思い出がある。それが今でも変わらずにみずみずしい、なつかしさをふくんだ新しさに満ちていることが、本当に奇跡だという気がする。普通なら、リズムやリフレインの多い詩には、古めかしさを感じるものが多いのに、谷川さんの詩は、その反対だし、しかも形や枠におぼれない、しっかりさがある。なぜなのかわからないけど、だから好きだ。2021/04/16

aloha0307

29
俊太郎先生が子どものために書いた詩アンソロジー🕰️ 大人としての社会的責任を果たそうとするのではなく、ただ楽しんで笑って欲しいおもいを感じます🌸平易ななかに奥深さとユーモアがいっぱい😊 青空の底には無限の歴史が昇華してる うーん 納得🌸2021/06/13

遠い日

9
中国の詩人にして日本文学研究者の田原氏が編んだ147編の詩。谷川俊太郎の「子どもの詩」だが、子どものためにことばを砕くことは一切していないと感じる。どころか、研ぎ澄まし、選び抜き、怒りも孤独も矛盾も突きつける。なぜなら、生きるということはそういうことだからだ。谷川俊太郎氏自身は、自分は湧き上がり溢れ出て来るものに突き動かされて書くのではなく、乞われたものを職人的に作るタイプだという意味のことをどこかで書いていたと記憶するが、にしても、いいよなぁ、この混沌。2021/08/03

ねこ

7
今年最後の本はこれに。「みみをすます」や「かっぱ」などの有名な詩も収載。最後におかれた「やめます」や「なくぞ」はインパクトありました。「ふとんのうみに」はただただ好き。なんてったって1行目が「ふとんのうみに もぐったら」ですもん。わたしも潜りますとも。毎晩、潜る。2024/12/31

飯田橋

0
子供向けの詩というのは、言葉のリズムとか語彙を重視しているイメージがある。「いるか」や「かっぱ」とか読んでいて楽しい。子供向けの詩を中心に収録しているが、中には大人にも響く詩が存在する。「影と海」「愛が消える」「すこやかに」は結構大人にも響くんじゃないかな。2023/05/02

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