内容説明
三十一歳を目前に北海道支局に「飛ばされ」た、全国紙スポーツ記者の前橋絵里。そこで出会った弱小の神別高校野球部が、旭川支部予選を勝ち上がっていく。彼らの不思議な強さの「秘密」に惹かれた絵里はやがて、ナインが甲子園を目指す特別な「理由」を知る。その中心には、見た目はそっくりで性格が対照的な、エースの青山康一とセンターの健一という双子がいて……。野球を知らなくてもワクワクして元気が出るハートフル・エンターテインメント、待望の文庫化!(解説・大矢博子)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
157
不思議な守備力を持ち甲子園を目指す高校球児達と、それを追いかける女性記者の話!青春野球小説として面白く読めながら、多彩な人間ドラマもありといった感じで読めました!最後は思わず涙がでそうなところで…えっ!これで終わり…そう、たとえるなら少年漫画によくある第一部・完みたいな終わり方。続編があるみたいです!BGMはSEX MACHINEGUNS『HEAVY METAL THUNDER』かな。2016/02/26
サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥
90
舞台は北海道。地区大会で一勝もできなかった無名の公立高校が双子の兄弟とその幼馴染たちが入部したことにより快進撃を続ける。もうこういう設定を見ただけで、その後の展開もわかるし、彼らの持っている技能なんてそんなのあり?っていうくらい。ストーリーも偶然にもほどがあるっていう感じなんだけど、最後まで読んでしまうね。いいじゃない。これはおとぎ話なんだし。彼らがどうしても甲子園をめざず理由もまた泣かせるじゃないですか。素晴らしいチームワーク、読後感も爽やかだ。ここまで来たら続編の甲子園編も読みますよ!★★★+2016/04/29
白湯
63
この設定、クサすぎっていうかやりすぎなんじゃない?と思いながらも、野球の描写を上手く混ぜ込んで「ありそうでなさそうでありそう?」な話を読ませてくれる野球ファンタジー。そんなわけない、と思いつつも、主人公達が純粋で健気な青少年だと、つい肩入れして読み入ってしまいますね。あらゆる伏線が次作へ流れているので、どうしても続きが読みたくなります。続き捜さなくては。2016/02/24
ちょこまーぶる
59
楽しい読書時間だった一冊でした。北海道の無名高校が甲子園を目指す話で、このチームが何だか怪しい?能力を持っているようで、その怪しさに気づいた記者さんがその秘密を解明していくという話なんですが、面白い要素しかないですよね。ワクワクしっぱなしの読書となりました。でも、その秘密が辛い過去に繋がっていくわけですが、そんなつらい過去を高校生たちは乗り越えてチーム一丸となって甲子園を目指す姿に感動すらしました。そして、代表決定決勝戦のスタンドと選手たちの絆にウルッとしましたね。本当に幸せな読書時間でした。2026/04/04
カブ
42
小路幸也著、初めて書いたスポーツ長編小説なのだとか。野球の描写はそんなに上手いこと行くのか?と思うのだけれど、もしかしたらありかもと思わせる不思議な感じ。わけアリの高校球児を守ろうとする大人たちがステキです。続きを読みたい。2016/05/19
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