内容説明
新型コロナウイルスの感染拡大によって、教育現場は混乱し大きな影響を受けた。教員の努力もあって、大学では対面授業からオンライン授業に一気に移行した。一方、小・中・高校では、オンライン授業はまだまだ一般的ではない。ICT教育推進でパソコンやタブレットの導入・検討は進んでいるが、それらを活用したオンラインの授業方法は手探りなのが現状である。
ハーバード大学で15年以上教鞭を執り数々の教育賞を受賞している著者が、Zoomを使った授業方法の基礎から応用までを実践的にレクチャーする。具体的には、Zoomの「投票」「チャット」「ブレイクアウト」などの基本機能を解説しながら、通常の授業、教員と学生の双方向型の学習活動、グループワーク、学生のコミュニティ作り、などをオンラインで実現する方法を紹介する。
これまで培った学習指導の経験をオンラインでも効果的に生かすために、オンライン授業の初心者である教員や教育関係者に向けてガイドするZoom授業法の入門書。教育現場ですぐに実践できるアイデアが満載!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スパナ
1
ハーバード大学の先生がこのコロナ禍で培った、Zoomを使ったオンライン授業のノウハウ。それを詰め込んだ本。自分は授業はしないけど、最近はオンライン研修のホストになることも増えました。オンラインで複数の生徒たちとどう学ぶか、そういったことについて書かれている本書は、社会人にも参考になる本だと思います。2022/11/25
Go Extreme
1
キーアイデア: 指導上の原則 学生中心 アクティブ・ラーニングの計画 終わりを念頭に置いて始める オンライン教育を比較優位に基づいて活用 教師は努力してなるもの 学生の関わり方: 話す 学生に参加してもらう よい質問をする 投票: 投票は匿名にすべきか 少人数クラスでの投票の使用 書く: チャットの主な用途 グループワーク: ブレイクアウトルーム 共有する: 成果物の共有方法 教師の関わり方 プレゼンテーション アノテーション すべてを統合する: 同期と非同期のブレンド コミュニティの構築 次のステップ2021/07/12
Kanetaka M. Maki
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Zoomの授業の入門書としてとても優れている。結構このエッセンス使っています。2021/10/14
chebambuk
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2021年19冊目。オンライン授業、学習について効果的に支援する方法。これからZoomでの研修講師をする人が読むのにどうかなという観点で読んだ。考え方から具体的な方法まで書いてあったと思うが、もともと授業の仕方の理論を学びオフラインで授業をしたことがある人向けかなと思った。2021/06/11