チャールズ皇太子の地球環境戦略

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チャールズ皇太子の地球環境戦略

  • 著者名:君塚直隆
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 勁草書房(2021/05発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326248438

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内容説明

半世紀以上の「皇太子歴」を持ち、エリザベス女王の陰に隠れてきたチャールズ。しかし彼は「高貴なる者の責務」にのっとり、さまざまな慈善・博愛活動、特に環境問題への取り組みに力を入れている。熱帯雨林を守るプロジェクトに尽力し、COPなどで各国の指導者を動かすチャールズ皇太子のすがたを鮮やかに活写する。

目次

はじめに
 女王陛下の陰に隠れて
 多様な関心のなかで
 イギリス王室の伝統のなかで
 地球環境問題への関心
 チャールズの国際戦略とは

第1章 チャールズ皇太子の社会活動
 どん底のなかでの王子の誕生
 皇太子への帝王教育
 荘厳な叙任式と公務のはじまり
 海軍からの除隊と皇太子の「居場所」
 皇太子財団(プリンス・トラスト)の立ち上げ
 ダイアナ事件と国民へのアピールの開始
 皇太子慈善事業財団(プリンス・チャリティーズ)への拡張

第2章 環境問題への関心と取り組み
 大西洋の鮭が危ない
 さらなる海洋の浄化をめざして
 アホウドリを救え!
 農業への取り組み─―自然との「調和(ハーモニー)」をめざして
 ハイグローヴでの試み

第3章 熱帯雨林プロジェクト――社会的啓蒙活動
 熱帯雨林への想い
 「すべての生命にとっての真の管理人」に
 「持続可能な発展」をめざして
 経済界を動かせ
 「皇太子熱帯雨林プロジェクト」の創設
 いまなぜ「熱帯雨林」なのか?
 プロジェクトが掲げる一〇の提言
 セレブたちの協力と青少年への教育
 『ハーモニー』の刊行

第4章 地球環境と国際政治――国際的啓蒙活動
 半世紀で三八九カ国!
 熱帯雨林諸国を回る(1)─―アフリカ
 熱帯雨林諸国を回る(2)─―ラテンアメリカ
 熱帯雨林諸国を回る(3)─―アジア・太平洋
 地球環境市民賞の受賞と気候変動問題の「外交化」
 バリ・コミュニケの影響力
 日本での活動
 G20のリーダーたちと
 コペンハーゲンでの紛糾
 COPの継続と新たな交渉のあり方
 スターン卿との連携
 P8グループの立ち上げとさらなる挑戦

おわりに
主要参考文献
事項索引
人名索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sakie

3
チャールズには父祖から継いだ活動団体だけでなく、自らの意志で設立したものがたくさんある。つまり、チャールズ自身が自らの信念、つまり「自然の秩序との調和」の感覚を取り戻し、未来を見据えながら環境の負荷を減らすことを地球規模で啓蒙するという役割を、自らに課しているということである。皇太子としての言動が政府や世界組織をも動かしうることの自覚と責任。それがノブレス・オブリ-ジュの精神なのですね。2014/01/18

AR読書記録

1
ヤバイ。日本人、このチャールズ皇太子像を知らないの、ほんとヤバイ。ダイアナとかウィリアム&キャサリンとか、こう物語チックな王室像ばかりが好んで消費されているのは、仕方ないっていうかそれはそれでご自由になんだけど、チャールズをただの影の薄い存在、下手すると(ダイアナにとっては)悪役みたいにしか扱わないし認識しないとしたら、それはもう世界に対して顔向けできない、恥ずかしいことだと思った。この人がこの立場に生まれてきたことは、世界にとって僥倖だったと思うよ、しばらくまわりの人に訴えてまわりそう。2013/11/28

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