内容説明
前著『情報基盤としての図書館』で今日の図書館をとりまく問題状況を明らかにした著者が、その後の急展開の論争や対立をふまえて、現実に今どう考え、どうすればよいのかを、各論点に即して論じる。どうすれば情報基盤としての図書館を作ることができるのか、選書論、レファレンス・サービス、地域資料についても考える。
目次
はじめに
第一章 ベストセラー提供と公貸権について考える
1 ベストセラー提供と公貸権問題の経緯
2 二〇〇二年における議論
3 ベストセラー提供の現状
4 貸出の減衰モデル
5 貸出と販売のシミュレーション
6 出版物購入の効果
7 公貸権の導入について
8 公貸権の実施状況
9 公貸権制度は是か非か
10 「公立図書館貸出実態調査」(二〇〇三年)について
第二章 要求論の論理を再構築するために
1 選書論の動向
2 要求論とはなにか
3 資料提供と資料収集
4 図書館運動の帰結
5 要求論の再構築
6 収集方針の意義
7 要求即時対応主義の陥穽
8 これからのコレクションづくり
9 おわりに
第三章 地域資料・情報を図書館でどう扱うか
1 地域資料・情報の意義
2 図書館政策の表と裏
3 資料・情報から図書館活動へ
4 電子メディアを用いたサービス
5 地域的アイデンティティと図書館
第四章 地域行政レファレンス・サービスの可能性 ──日野市立図書館市政図書室での調査から
1 はじめに
2 図書室の概要
3 調査方法
4 調査結果
5 考察
第五章 公立図書館における電子図書館的サービス
1 公立図書館における電子図書館的サービス
2 二〇〇一年度実態調査結果の分析
3 公立図書館の電子図書館化の課題
4 日本の公立図書館電子化推進のための提言
注
索引
初出一覧
感想・レビュー
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