続・情報基盤としての図書館

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続・情報基盤としての図書館

  • 著者名:根本彰
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 勁草書房(2021/05発売)
  • ポイント 24pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326098293

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内容説明

前著『情報基盤としての図書館』で今日の図書館をとりまく問題状況を明らかにした著者が、その後の急展開の論争や対立をふまえて、現実に今どう考え、どうすればよいのかを、各論点に即して論じる。どうすれば情報基盤としての図書館を作ることができるのか、選書論、レファレンス・サービス、地域資料についても考える。

目次

はじめに

第一章 ベストセラー提供と公貸権について考える
 1 ベストセラー提供と公貸権問題の経緯
 2 二〇〇二年における議論
 3 ベストセラー提供の現状
 4 貸出の減衰モデル
 5 貸出と販売のシミュレーション
 6 出版物購入の効果
 7 公貸権の導入について
 8 公貸権の実施状況
 9 公貸権制度は是か非か
 10 「公立図書館貸出実態調査」(二〇〇三年)について

第二章 要求論の論理を再構築するために
 1 選書論の動向
 2 要求論とはなにか
 3 資料提供と資料収集
 4 図書館運動の帰結
 5 要求論の再構築
 6 収集方針の意義
 7 要求即時対応主義の陥穽
 8 これからのコレクションづくり
 9 おわりに

第三章 地域資料・情報を図書館でどう扱うか
 1 地域資料・情報の意義
 2 図書館政策の表と裏
 3 資料・情報から図書館活動へ
 4 電子メディアを用いたサービス
 5 地域的アイデンティティと図書館

第四章 地域行政レファレンス・サービスの可能性 ──日野市立図書館市政図書室での調査から
 1 はじめに
 2 図書室の概要
 3 調査方法
 4 調査結果
 5 考察
  
第五章 公立図書館における電子図書館的サービス
 1 公立図書館における電子図書館的サービス
 2 二〇〇一年度実態調査結果の分析
 3 公立図書館の電子図書館化の課題
 4 日本の公立図書館電子化推進のための提言


索引
初出一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

軍縮地球市民shinshin

12
2004年刊。第5章の電子図書館の話はさすがに古くなってしまっていて役に立たない。第1章ベストセラーと公貸権、第2章選書論、第3・4章地域資料に関してはなかなか面白かった。ベストセラーを図書館が買いすぎていることが結構批判的に書かれていて、これは良いと思った。重複本を70冊も買っていた時代がかつてあり、ちょうどこの本が刊行された頃一番問題になっていた。予約が2000件もベストセラーだと入るので、70冊複本あっても足りない、というのが公立図書館の言い分だったが、それも一部サヨクっぽい図書館員の言い分だったよ2020/08/29

takao

1
ふむ2021/07/20

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