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内容説明
アパレルから観光、飲食、娯楽まで、コロナで大きな影響を受けた業界を解説。
◆なぜ、コロナ禍では倒産自体は増えておらず、むしろ減っているのか。
企業経営の最前線を追っている帝国データバンクが、裏側を語る。
アパレルの名門「レナウン」から小田原かまぼこ御三家「丸う田代」、リゾートホテルまで、
破たんの裏側に迫る!!
◆架空取引、不正請求、中国親会社とのいざこざ、金融機関との騙し合いなど、コロナ禍で経営がどのように行き詰まっていったのか、裏側を見てきた帝国データバンクの企業信用調査マンが迫る。
◆『あの会社はこうして潰れた』の姉妹編として、本書はコロナ禍の最中に破綻した23の企業について解説。多方面に人脈を有し、多くの倒産に関する情報が集まる帝国データバンクのベテラン信用調査マンが、コロナ倒産の裏側を解説。
目次
序章:コロナ倒産の特徴
第1章:アパレル業界
第2章:娯楽業界
第3章:観光業界
第4章:飲食業界
第5章:製造業
第6章:その他の業界
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田中峰和
4
インバウンドが完全に崩壊したので、宿泊施設や航空関連に影響が出て当然。データ的に、この時期の倒産が大幅に減少したことに驚く。理由は新型コロナによって業績が悪化した企業に緊急融資や助成金など様々な支援策が講じられたから。一方、先の見えないパンデミックに外出や出費を控える傾向はアパレル業界にも影響。ただ、最も有名な倒産、レナウンの場合は、以前から業績悪化が続き、単に中国の親会社が融資を渋ったからというもの。ベータ株のほか、続々登場する強力なウイルスに打つ手もない。倒産は今後、支援策打ち切りで急増するらしい。2021/07/11
jack
4
コロナウイルスのもたらす災いは、生命・健康だけではない。☆4.52021/06/08
yuki
3
ゼロゼロ融資による救済もあり現時点ではコロナ禍だけの理由で倒産する企業は少なく、倒産した企業はコロナ禍以前から問題を抱えている企業が大半。やはり、無理な業容拡大と放漫経営、リスクや収益性の軽視が企業を倒産に追いやるのだろう。2021/06/12
takao
1
ふむ2023/11/18
wang
1
信用調査会社の倒産情報から統計や実例を挙げる。ほとんどは問題を抱えた企業の終わりを早めただけ。ただ粉飾決算、不正取引、資金の私的流用などは論外として、経営上問題のない企業は少ないだろう。再建途上にあって順調にいけば危機を脱出できたであろう企業も破綻しているのは不運としか言えない。小規模な経営で日銭商売の飲食業などは問題がなくても急に売上が半減あるいはゼロになるのだから、厳しかっただろう。統計上は例年より倒産件数が減るなど政府の支援策は有効だった。補助金がなくなったあとどうなったかの追跡調査も知りたい。2023/09/04