疫病と人類知 新型コロナウイルスが私たちにもたらした深遠かつ永続的な影響

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疫病と人類知 新型コロナウイルスが私たちにもたらした深遠かつ永続的な影響

  • 著者名:ニコラス・クリスタキス【著】/庭田よう子【訳】
  • 価格 ¥3,190(本体¥2,900)
  • 講談社(2021/05発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 870pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065225707

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内容説明

今、もっとも求められる世界的権威による最高の知見、ついに翻訳版刊行!
【ノーベル経済学賞受賞 ウイリアム・ノードハウス激賞】
「新型コロナウイルスの科学的・社会的問題を真っ直ぐに射る一冊。生物学、医学、疫学、社会学のバックグラウンドをもつクリスタキスは、この複雑な問題を解き明かすための高最高の方程式をもっている。神々は、この本を書くために彼を創ったと考えたくなるほど、賢明で鮮明で魅力的だ」
【米ベンチャー投資家・京都大学特任准教授 山本康正絶賛】
「すべてのリーダー必読! 同じ構造の悲劇を繰り返してはいけない。感染症があぶりだした世界レベルでの社会の『不都合な真実』の検証。科学は都合のいいところだけを利用され、伝えられ、メディアの監視は機能していない。自称専門家の意見がメディアの都合によって増幅されてしまう。次の感染症に限らない危機も必ずやってくる。その前に今回の教訓を真摯に受け止め対策につなげなければならない」

新型コロナウイルスの問題は、「科学VS.経済」の対立構造があるとされ、格差、貧困、差別など、秘められた問題を白日の下に晒す。この問題を論じられる人物こそ、著者ニコラス・クリスタキス。医師であり公衆衛生学の研究者であり、社会的つながりを解き明かしたネットワーク科学の先駆者である知の巨人が、ここ100年間の疫病研究と最新の科学的エビデンスをもとに、疫病と”人類知”の攻防を描く。
病原体という「昔なじみの小さな敵」は、どのようにやってきて世界を変えたのか? パンデミック期、パンデミック余波期を科学と社会の両面で丹念に解き明かすとともに、ポスト・パンデミック期に言及。
人類は数々の疫病と戦って歴史を紡いできた。わたしたちは「希望」を必ず見いだせる!

【目次より】
第1章 小さな大敵との出会い
ウイルスのゲノムが描く感染地図
第2章 昔なじみの敵が戻って来る
隔離と追跡とプライバシー/ウイルス検査のしくじり
第3章 引き離すこと
感染症にはワクチンより経済発展が効く/政治化するロックダウン
第4章 悲嘆と恐怖と嘘
年収と性別で悲しみの度合いが異なる?/「つながり」の多い人がスーパー・スプレッダーになる?
第5章 わたしたちと「彼ら」の分断
病原体は無差別だが人は差別をする
第6章 一致団結する
利己的な遺伝子をもつ「ヒト」はなぜ助け合うのか?
第7章 深遠かつ永続的な変化
新しい自律と自主の誕生/サウンドバイト時代の科学の役割
第8章 疫病はどのように収束するか
脅威の測定基準は「失われた人生の年数」/疫病と希望は人類の一部

目次

第1章 小さな大敵との出会い
第2章 昔なじみの敵が戻って来る
第3章 引き離すこと
第4章 悲嘆と恐怖と嘘
第5章 わたしたちと「彼ら」の分断
第6章 一致団結する
第7章 深遠かつ永続的な変化
第8章 疫病はどのように収束するか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Book shelf

4
著者は元医療従事者で現在は健康と行動について研究している。早くからコロナの感染拡大に気付き、危機感を抱いていたが、パンデミック最中の今はまだ評価や分析が難しいため、過去の似たような感染症との比較を行いながら、社会、経済、情報、心理など広範囲にわたって検証してるところが良書と感じた。危機感を煽るか、ことさら問題がないように訴える両極端な書籍がパンデミック時には増える印象があり、どれも読む気がしなかったが、本書はバランスがよい感じ。”人類智”とあるように行動規範を述べたものではないです。2021/08/24

まやちゃん

3
コロナや、疫病モデルを勉強していることもあり、過去の知見を知りたくて読んだ本。世の中の人が、自分はこう思うとかああ思うとか、ごちゃごちゃしてイライラしたので、自分は過去と統計と科学と経済と自分自身の感情を信じることにした。勉強になった。2021/07/21

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