講談社文庫<br> 続・中国発掘物語

個数:1
紙書籍版価格
¥491
  • 電子書籍
  • Reader

講談社文庫
続・中国発掘物語

  • 著者名:陳舜臣【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2021/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061850507

ファイル: /

内容説明

埋もれた歴史の謎を追い、中国での発掘調査の成果を報告。地下の世界の物語。地中に眠る真実! 最新中国史事情! ――埋もれた歴史の謎。……地下は人間の営みをのみこんだ宝庫である。最近の中国の考古学の発展は、めざましい。馬王堆の生けるがごとき夫人の遺体の発見、「孫子はふたりいた!」と明らかになった新事実、仏教伝来前後の事情などなど、次々と行われる発掘調査によって解明される、最新中国史事情。地下の世界の物語!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

63
漢以降の時代の古墳を扱う。中国には夥しい数の墳墓がある。大半は盗掘された。洗いざらい盗まれるものと思い込んでいたが、本書によると、壁画や墓碑などは盗掘を免れるという。盗人は、急ぐため、重いもの 嵩張るもの、換金の難しいもの等は無視。金銀など宝飾類が盗まれやすい。結果的に、考古学的に貴重なものが残っていることが間々ある。驚いたことに、昔は王らは、盗掘専門の部署を設けていた。盗掘は財宝があるのは明らかだし、手っ取り早く金を稼げるから。盗掘は必然。宋の時代からは墓には財宝を添えることはやめるようになったとか。2020/08/15

韓信

1
漢から唐代を中心とした中国考古学エッセイ。馬王堆の帛画、孫臏兵法、金縷玉衣、墓室内の壁画、唐三彩などをとりあげ、背景の歴史についても綴る。モンゴルにも似た鮮卑の潜埋の風習や、遊び人で借金王の李守礼邸跡から出土した宝物の数々、中宗の子である懿徳太子李重潤の冥婚等、興味深い話題も多く、読み応えがある。図版が多いのもうれしい。2022/12/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/265953
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数2件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす